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- ドメーヌ・ジョベール シャルリーシャルドネペティアンヴィニフィエパージュンコ2022 / Domaine Joubert Charly Chardonnay Pétillant Vinifie Par
ドメーヌ・ジョベール シャルリーシャルドネペティアンヴィニフィエパージュンコ2022 / Domaine Joubert Charly Chardonnay Pétillant Vinifie Par
ボージョレ無農薬栽培のパイオニア名家と
新井順子さんが作る美しい心癒されるペティアン
シャルドネをグラスファイバータンクとフードルで発酵後、糖が残った状態で瓶詰めしたメトードアンセストラルです。
細かくクリーミーな泡、輝きのあるグリーンイエロー色、ライムやグレープフルーツの爽快な香りを感じます。クリーミーな泡が心地よくスムー ズな口あたりで文旦の酸味とジューシーさが口中に拡がり、シャー プさと心地よさが共存する味わいです。
産地:フランス / ブルゴーニュ・ボージョレ
呼称:VdF ヴァン・ド・フランス
品種:シャルドネ100%(手摘み/平均20年)
土壌:粘土石灰
標高・向き:600m・南西
面積・収量:0.5ha・25hl/ha
酵母:自生酵母
発酵・熟成:
空気式圧搾 フードルとグラスファイバータンクで発酵後、 糖が残った状態で瓶詰めし、瓶内発酵・熟成 無濾過・無清澄
SO2:トータル:9mg/L未満
ガス圧:4.4気圧
アルコール度:11%
味わい:白微発泡・辛口
【造り手について】
Domaine Joubert(ドメーヌ・ジョベール)の名前を知らない人はボージョレではいない程、現地フランス では有名です。それは第4代目の当主Marcel Joubert(マルセル・ジョベール)さんがボージョレのワイン 協会の会長であったと共に、1980年代にあのMarcel Lapirre(マルセル・ラピエール)氏と共にボージョレの地で無農薬を実践したパイオニアであるからです。
お父様Marcel氏は高校を卒業後、1972年に畑を引き継ぎ、農業大学にはいかないで実践で農業を学びました。最初はカーブコペラティフの推奨する農法で行っておりましたが、何かが違うと思い、まだ誰も行わなかった無農薬農法に切り替えました。この Domaineは全部で10ha、Brouillyに位置しておりますので、このAOCは勿論、その他Beaujolais、 Beaujolais Village、Fleurie、Chiroubles、Morgonの畑を所有しており全て無農薬で栽培しておりま す。お父様の時代まではGamay100%でした。
2015年から長女Carineが会社に入り、最初に行った改革は、赤ワインだけのワイナリーを卒業して白ワインの醸造も始めた事。そしてボージュに一番近 い坂の急な畑と、新しく買ったブルイィの一番標高の高い畑の2 ヶ所にシャルドネを植えました。ボージョレでは誰もシャルドネを植樹しません。カリーヌは女性の身でシャルドネを 植えたので、直ぐにプレスから取材が殺到しました。「私がどうしてシャルドネを植えたの?」と聞いたら「順子が頼んだじゃない。貴方のボージョレヌーヴォ白を自社畑で作りたいっ て言ったでしょう!?」本当に嬉しくなりました。随分前の話をCarineは覚えていてくれました。
彼女はどんどん新しい事を取り入れます。アンフォラを2018年から取り入れたり、 2019年には新型のプレス機を購入したり。赤ワインだけの時は前のプレス機でも問題はありませんでしたが、白・ロゼはプレス機の良しあしが味わいに影響します。
そして 2019年から農法も変えました。無農薬の雑草取りを機械と手で切って行っておりましたが、まだ雑草が生える前の春に牧草を撒き、雑草の成長を抑える農法に変えたのです。合理的な農法なのですが、技術的・タイミング的に判断が難しい事、金銭的に も多額の費用がかかる事、また仕事量も膨大な事。実際にはとても大変な農法で す。でも写真の通りトラック一杯の牧草を畑にまき、2019年成功したので2020年は撒 く箇所を増やしました。私のヌーヴォを作るPont du Diable(ポン・デュ・ディアーブル)の畑も対象です。春・秋と羊で草を食べ雑草を取り、その他この牧草を撒いて、畑を大切に大切に守ってくれます。
醸造方法もCarineになってから、よりカルボニックの期間を 長くして、ピュアーな味わいになってきました。お父様から引き継いだ、素晴らしい畑を、 女性らしい感覚で守り引き継いでおります。
ワインの味わいは年々向上しております。 Carineの代で私はそろそろラベルを変えた方が良いのかもと、提案していますが、 まだ彼女は決心がつかないようです。お父様からの時代のお客様が沢山いるので、簡単に変える事は出来ません。でも彼女の代で新しいお客様も増えてきました。 きっとその割合がもっともっと増えたら新しくなるかもしれません。勿論、その頃は Carine節がしっかりとワインの味わいに反映している事と思います。
(新井順子)
(インポーター資料より)