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ルドヴィック・シャンソン レ ピオン21 / Ludovic Chanson Les Pions 2021
情熱家ルドヴィック・シャンソンの
大らかさと繊細さを兼ね備えたナチュラルテイスト。
秀逸バランスのシュナン・ブラン100%微発泡ワイン。
【テイスティング】
柔らかな泡とシュナン・ブランらしい果実の甘やかさと旨味が印象的です。酸が優しく後ろに控えていて、果実の主張を主役にするように支えている印象。余韻は長くはないが収束のスタイルが綺麗で、飲み心地の良いスパークリング。
秀逸なバランスとキャラクターで、ストレスがなく、スルスルぐびぐびと飲んでしまいそうな1本です。
産地:フランス / ロワール地方
葡萄品種:シュナンブラン100% (手摘み/平均35年)
土壌:粘土 シレックス
標高:50m・東、西
栽培・認証:ビオロジック ビオディナミ/エコセール
醸造:モンルイのシュナン・ブランをプレス後ステンレスタンクで発酵、糖が残った状態で瓶詰めし、瓶内発酵・熟成後23年7月にデゴルジュマンしました。
発酵・熟成:
9月収穫/水平式圧搾/ステンレスタンクで発酵
糖が残った状態で2021年11月瓶詰め
20 ヶ月間瓶内発酵・熟成
デゴルジュマン:2023年7月/無濾過・無清澄
瓶詰め前:15mg/L トータル:13mg/L
タイプ:白微泡・辛口
【造り手について】
ロワール、モンルイに無農薬の畑でワインを造っているAlexMathur(アレックス・マチュー)というワイナリーがありました。そこの醸造家のエリックは2007年までたった1人でワインを造っておりました。
ワイン造りを勉強する為に2005年にアンボワーズに入学したルドヴィック・シャンソンは、友人がエリックの所に見習いで働いた経緯があり彼と知り合い、同じ無農薬のワインを造りたくてエリックと意気投合して2008年に一緒にワイン造りを始めました。しかしその後、色んな諸事情で2009年からルド(ルドヴィック)が100%オーナーとなり、エリックはワイナリー AlexMathurをルドに売却。
ルドはたった1人で切り盛りする事になりました。そしてそれを機にワイナリーの名前も変更、自分の名前を取ってLudovic Chansonという新しいワイナリーが誕生したのです。
1971年Toursの生まれのルドヴィック・シャンソン。Tours大学を卒業した後、生命科学を専攻し15年間Biologisteとして働いていたが、ワインに興味が変わり、学生に戻りました。そして最終的に選んだのはやはり生まれ故郷のロワールです。実はグレゴリー・ルクレール氏(ドメーヌ・シャウ・エ・プロディージュ)と大の仲良し。それもそのはず、2005年のアンボワーズの学校で一緒に机を並べた仲なのです。高校を卒業してから入学する生徒が多い中、社会人の枠で知り合いました。そのクラスには何人かの社会人はいたけども、実際自分でワイン造りを始めたのは、たった3人、それだけ現実は厳しいです。その3人の中の2人ルドとグレゴリーは、何か解らない事があると2人で助け合ってワイン造りを行っております。
でも2人共、それぞれたった1人でワイナリーを始めた一匹狼同士、どんなに仲が良くてもいつも
孤独と隣り合わせの現実の中、熱い情熱をもって畑で仕事をしております。
ルドが引き継いだ畑は全部で6ha。モンルイなので、シュナンブランがメインで4.6ha、さらにシャルドネが0.65ha、ソーヴィ二ヨンブランが0.75haと全て白品種です。 (新井順子)
(インポーター資料より)