ドメーヌ・ラ・クロワ・ベル ニュメロ・セット・ブラン 2022 / DOMAINE LA CROIX BELLE N° 7 BLANC 2022
南仏の光、風、そして家族の情熱が描く一本
南フランス・ラングドック地方、トングの丘陵地。
地中海から吹き抜ける風と、まぶしい太陽の光が注ぐこの土地で、
ドメーヌ・ラ・クロワ・ベルは代々家族でブドウを育てています。
畑を歩けば、白い石灰岩が足元に輝き、空にはカモメが舞う。
そんな自然とともに生きる彼らが大切にしているのは、「土地の声をワインに映すこと」。
人工的な手を加えるよりも、ブドウそのものの力を引き出すことに情熱を注いでいます。
この〈N°7 ブラン〉は、その理念を体現するワイン。
ソーヴィニヨン・ブラン、グルナッシュ・ブラン、ヴィオニエなど全7種類をブレンドし、
果実の生命力とミネラルの透明感を見事に両立しています。
グラスを傾ければ、白い花やレモンピールの香りがふわりと立ち上り、
次第にパイナップルやアプリコットの柔らかな甘み、
樽と澱熟成から生まれるハチミツやバニラのニュアンスが重なっていきます。
口に含むと、まるで南仏の陽光が広がるように豊かな果実味。
最後に残るミネラルが、軽やかで上品な余韻を描きます。
休日の昼下がり、少し遅めのランチに。
気の置けない友人と語らうテーブルに。
日常に“やさしい贅沢”を添えてくれる一本です。
【おすすめのペアリング】
南仏のワインらしく、オリーブオイルやハーブを使った料理と好相性。
日本の食卓でも楽しみやすい組み合わせはこちら。
・鶏むね肉のソテー レモンバターソース
柑橘の香りと爽やかな酸がワインのフルーティさと好相性。
・白身魚のカルパッチョ(鯛やスズキ)
オリーブオイルと塩でシンプルに。ミネラル感がより際立ちます。
・エビとアボカドのサラダ
果実味とまろやかな口当たりが、アボカドのクリーミーさと調和。
・たけのことベーコンのクリームパスタ
樽由来のコクが生クリームやベーコンの旨味とよく馴染みます。
・ブリーやカマンベールなどの白カビチーズ
ワインのまろやかさとチーズのミルキーな風味がよく合います。
産地:フランス / ラングドック(IGP コート・ド・トング)
ブドウ品種:
シャルドネ、グルナッシュ・ブラン、ヴィオニエ、
ロール、ソーヴィニヨン・ブラン、
グルナッシュ・グリ、カリニャン・ブラン
アルコール:14度
味わい:白・辛口
栽培:
畑は地中海性気候の恩恵を受け、夏は雨が少なく高温で乾燥しており、冬は降水量が多く地中深くに水を貯める。畑の表面は粘土質石灰岩土壌で地下に行くほど砂利や小石が多くなる。1ヘクタール当たり35~45hlと収量をコントロール。必要に応じてグリーンハーベストを行う。認定オーガニックワイン。
醸造:収穫したブドウを丁寧に選別、各品種ごとに圧搾し、300ℓの樽で発酵。樽内で澱とともに攪拌しながら8 ~ 9 カ月熟成させる。樽はフレンチオークと新樽も部分的に使用。ワインにほんのりトースト感をプラス。
【インポーターコメント】
鮮やかな黄金色。砂糖漬けのレモンの皮やパイナップルなどのエキゾチックな香り。7種の品種のブレンドが 蜂蜜やバニラの風味、柑橘系フルーツの酸味とミネラル感を演出。複雑で絶妙なバランスのスーパーブレンドワイン。
ジルベール&ガイヤールインターナショナルチャレンジ2024 ダブルゴールド賞
【生産者について】
南仏ラングドックの中心地、ベジエから北へ12km ほどのところにある中世の雰囲気を残した美しい村、ピュイサリコン。このエリアは北に中央山塊、南に地中海が広がります。ドメーヌ・ラ・クロワ・ベルは、この地域で230 年前からブドウ農家を営んできた家族経営のワイナリーです。現当主であるジャックとフランソワーズ・ボワイエ夫妻は、代々受け継がれたワイン畑のブドウの木を1970 年代から徐々に植え替え、収量を大幅に減らし、一つ一つの房が理想的なブドウへと生育するように管理し、テロワールの恩恵を受けた濃密で深い味わいのブドウを生産し続けてきました。同時にセラーも改良を重ね、ラングドック地方でいち早くワインの醸造技術にも積極的に投資を行いました。その結果、今日ではラングドックワインを支えたパイオニア的存在であり、数々の賞を受賞しています。現在、夫妻の息子たちであるエマニュエルとブノワが本格的に事業に参加し、家族経営のワイナリーは次世代へとさらに引き継がれようとしています。
(インポーター資料)
