ドメーヌ·マルク·テンペ アムゼル リースリング ツェレンベルグ18 / Domaine Marc Tempé Amzelle Riesling Zellenberg
ジャポン大好きアルザス ビオディナミの巨匠
ドメーヌ·マルクテンペはアルザス南部の中心、コルマールから7kmほど進んだ南西向きのツェレンベルグ村に 有ります。
アルザスは南仏のペルピニャンの次に降雨量が少なく、乾燥した地域。
南向きの夏の畑は「目玉焼きが焼けるほど」暑いため、ブドウにもしっかりと糖度がのります。
標高は225 ~ 260m、粘土石灰土壌を ベースに、ヴォージュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌は、さまざまなブドウ品種に適合し、ミネラルたっぷりなふくよかな味わいを生み出します。
初夏、マルクの畑の土からはなんともいえない深い土の香りが漂います。
雑草も元気に生い茂り、ブドウの 樹の根元には直径1cm弱のミミズの穴がポコポコ。
そう彼の畑はビオディナミ。
総面積8haの畑で、93年から ビオロジック、96年からビオディナミに取り組む彼は、化学肥料や農薬をいっさい使わず、芽かきによる収量制限や夏季剪定も行ないません。 ブドウの樹が自分の力でうまいこと育っていくのを助ける以外は何もしません。
見れば樹には太ったエスカルゴ (かたつむり)も。
除草剤や化学肥料を使った近くの畑と比べて生き物の数は雲泥の差。
「おいしい畑はかたつむりも知ってるよ!」
太陽の光を一杯に浴び糖度が充分にのったブドウは9月に選果しつつ手摘み収穫。房、茎をつけたまま優 しく5 ~ 6時間かけてプレスします。
「テントウ虫が生きたまま出てこられるくらいやさしいプレスなんだよ」とテンペ氏は語ります。
地つきの天然酵母で仕込むマルクのワインからは明るく前向きな温かさを感じます。
産地:
フランス / アルザス
ブドウ品種:
リースリング100%
(手摘み/平均50年)
特徴:
ビオディナミ/エコセール
自生酵母
9月17日収穫
空気圧式圧搾
フードル(大樽)で24時間デブルバージュ
フードル(大樽)で23 ヶ月発酵
シュールリー熟成
無濾過·無清澄
瓶詰め:2020年8月12日
残糖:5.9g/L
味わい:
白辛口
アルコール度:
13.5%
AOC のお達しにより村名はキュヴェ名に冠する事が出来なくなり Amzelle(クロウタ鳥)と名付けました。
2018年は寒い冬、厳しい遅霜、早い開花、早く来た穏やかな夏と少量の雨で収量減でしたが品質は太鼓判付です。
プレスし24時間のデブルバージュ後、フードルで23ヶ月発酵·シュールリー 熟成しました。淡く透明感のあるクリーム色、ハーブやホワイトペッパーの奥 に柑橘香、滑らかでピュアなアタックに果実の甘味を感じつつ、 たっぷりのエキス感と心地の良い素晴らしいアフターが続きます。