アキレ アルザス 2020 / Achillée Alsace 2020
しっかりした骨格、
口の中で長い余韻を与える成熟した酸味。
思わず、美味しいという言葉が口をついてでる
アルザス アキレのキュヴェ。
【ペアリングについて】
しっかりとした旨味と全体を支える酸のバランスが秀逸なワインです。
ワインそのものだけでもいくらでも飲み進むように美味しいのですが、素材の甘味、旨味、コクがあるか、しっかりめの味付けと厚みのある料理との相性が良く、料理と合わせることで更に旨味が膨らむワインです。
重めのテイストではないので、あまり濃い味付けではなく、程よい濃さのものがお勧めです。
優しすぎる味わいの素材や味付けにはワインの味が勝ってしまうので、やや難しいと思われます。
家庭料理なら、チーズチヂミや鮭のちゃんちゃん焼き、煮込みうどん、脂ののった魚の煮付け(あら炊き)など。
【キュヴェ アルザスについて】
産地:フランス/アルザス
品種:
リースリング 40%
ピノ ブラン 30%
オーセロワ 30%
土壌:
シャーヴィラーの砂利質(ヴィレ渓谷の扇状地の小石、とてもやせていて軽く、粘土が少なく、非常に水はけが良い)、およびフランクシュタイン(ダンバッハ村)の特級畑の花崗岩とシャーヴィラーの山麓沖積面、ベルナールヴィレのシッフェルベルグのシスト(アルザス地方唯一のシスト土壌)から成ります。
作業工程:
どちらかといえば遅生の品種。
アロマの新鮮さと十分な熟成度の調和を得るためには収穫日の決定にとりわけ注意が払われています。ワインの澄ましを非常に少なくし、素晴らしい素材を活かしています。このリファレンスのすべての起源は、同時発酵を可能にするために、デブルバージュをしたあとでブレンドしたことです。
珪藻土フィルターを使ってとても緩めに濾過をし、亜硫酸塩はわずか3,5g/hLのみ使用。長期の発酵期間(6ヶ月)、圧搾機の中でマロラティック発酵に変換され、ステンレスタンクでシュール リー製法を用いて発酵。
このワインを飲む適温:
6~8°
(しっかりと冷やして飲むのがお勧めです)
味わい:白辛口
外観:金色がかった深みのある黄色。
香り:レモン、オレンジ、ブラッドオレンジやパイナップルの香りを繊細に感じます。最後にはスパイスの香りも現れます。
味わい:とてもしっかりした骨格、口の中で長い余韻を与える成熟した酸味。最後には集積されたスパイスの存在感と持続的な柑橘系の香りが際立ちます。
合わせる料理(インポーターお勧め):
オリーブオイルと胡椒風味のパイナップルのカルパッチョ、エクルヴィス(ザリガニ科の淡水産甲殻類)のリゾットのスイスチャード添え、柑橘系ベースのデザート全般。
【アキレについて】
自然と人への敬意を礎にワインをリリースしているドメーヌ アキレ。
ドメーヌ名の「Achillée(アキレ)」とはフランス語で「西洋ノコギリソウ」のこと。
西洋ノコギリソウはドメーヌのワインのまさに象徴。
葡萄畑の美しい多様性の中に見られる植物たちの一つ、西洋ノコギリソウは、等間隔の100枚の花びらから構成され、太陽を分かち合って咲く植物です。ドメーヌは、その名前を与えるというよりも、ドメーヌの存在を支えてくれるすべての人々に敬意を示したいと考えて、その名をドメーヌ名としました。彼らの計画と信念を信じ、実現を助け、ワインを共に味わい、価値観を分かち合い、ドメーヌ アキレについて語り合える人々への敬意を表した名前なのだそうです。
そして、西洋ノコギリソウの真っ直ぐな茎は、辛口、ミネラル感、余韻の長さという彼らの生み出すワインの重要な骨格のようだとも造り手は語ります。
彼らは、ビオディナミとは植物とそれを取り巻く環境が生態系を造り出し、常にバランスを保つことが保証さればならないと考えます。 それは合成原料の投入を廃止を実践することにより現れます。特に、ビオディナミ農法の使用と太陽暦、太陰暦の利用を通して、葡萄の樹木が根をはらせることと土壌の品質向上のために、入念にその世話をします。
『私たちは、その場所に適した生態系をリスペクトし、問題の解決策を予想することで、治すというよりもむしろ予防するということを選択しました。』
ドメーヌは18ヘクタールに及ぶビオディナミの葡萄畑を開拓し、フランスのAB認証(Agriculture Bioligique:有機農法)、ドイツのデメテール認証(Demeter:ビオディナミ農法によって育った葡萄)を取得しています。
2017年秋には、藁、材木、石灰で造られた「ビオクリマティック(生物気候)」による新しい貯蔵庫をスタート。ヨーロッパの中でも最も大きく、90トンの藁が使用されています。
※画像は21018VTのものですが、2019VT もエチケットデザインに変更はありません