シャトー クラビティ/シャトー クラビティ ブラン 2019. Château Crabitey / Château Crabitey Blanc 2019
Château Crabitey / Château Crabitey Blanc 2019
徹底した収量制限と葡萄の選別で
グラーヴの底力を感じさせてくれるワインたちを生み出す
シャトー クラビティのボルドー ブラン
産地:
フランス / ボルドー
ブドウ品種:
ソーヴィニヨン ブラン 70%、セミヨン 30%
(平均樹齢28年)
土壌:砂利
特徴:
収穫量は50hL/haです。
栽培は農薬栽培。
醸造は、空気圧搾機で圧搾。メゾン・フランソワ社製のブルゴーニュ産オーク樽で、16
度で発酵。6ヶ月間バトナージュを実施。20%新樽で6ヶ月熟成。
味わい:
白辛口
ハチミツや蜜蝋の豊かな香り。フルーティーでフローラルなアロマ。石の香りやミネラルが感じられ、活き活きとしている。
口中でもアロマが広がりアクセントとなり、食欲をそそるフィニッシュへと流れる。
繊細でありながら口中は凝縮感があり滑らかで生き生きとしており、偏りがなく計算されつくしている見事な醸造と熟成を感じる白ワイン。
2022年現在まだ若々しく、熟成による楽しみも感じられるボルドーブラン。
【評価】
『デカンター』
2019グラン・ヴァン・ド・シャトー・クラビテ 白 「ボルドー2019トップ白ワイン」選出&91点
白い花々やニワトコの花、桃、リンゴなどの素晴らしいアロマが前面に出ている。一口目の衝撃は強烈で、さわやかで、ハチミツで甘くしたようなレモンやグレープフルーツの風味が続く。さわやかで風味が豊か。飲みやすく、フィニッシュにレモンの風味がやや強くなるのが、そして、全体を通してわずかに甘味が感じられるのが嬉しい。飲み頃は2022~2027年頃。
『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』
2019グラン・ヴァン・ド・シャトー・クラビテ 白 92点
2019ヴィンテージには、非常に心地よい黄色の果実のノートがあり、フィニッシュに感じられる刺激はおしゃれ。
『ヴィノス』
2019グラン・ヴァン・ド・シャトー・クラビテ 白 (89-91)点
2019ヴィンテージは一口目からとても表現力豊か。ミネラルやミント、レモンの風味が、凝縮感のあるこのワインのなかで上品に混ざり合い、個性豊かなワインになっている。さわやかで、塩味の効いたノートが、長くて力強いフィニッシュを下支えしている。非常に見事なワインだ。
『ワイン・アドヴォケイト』
2019グラン・ヴァン・ド・シャトー・クラビテ 白 (88-90)点
2019ヴィンテージはソーヴィニョン・ブラン70%とセミヨン30%のブレンドで、白桃やグレープフルーツ、パッションフルーツの魅力的な香りに加え、パイナップルやコリアンダーのヒントも感じられる。味わいはミディアムボディ。柑橘類やトロピカルフルーツの層を通じて非常に刺激的な部分があり、フィニッシュにはミネラル感が溢れる。
【ドメーヌについて】
4シャトー クラビティは、ボルドーのグラーヴにあるポルテの町に位置しています。元々は修道院が運営していたシャトーで、ポルテの丘に広がる恵まれた条件の畑で造られるワインは、当時から高い評価を得ていました。1985 年ジャン ラルフ ド バトレがシャトーに呼ばれ、 葡萄畑の管理と醸造を任されました。ジャン ラルフは畑の一部をカベルネ ソーヴィニヨン に植え替えるなど、葡萄畑の再構築、そして拡張を行い、ワインの品質を上げるべく、愛情を 注いできました。その後、1999 年に息子のアルノー ド バ トレが父の後を継ぎ、さらに葡萄の品質、ワインの品質を向 上させ、高い評価を得るまでになりました。この土地の素晴らしさから、さらなる可能性を感じていたアルノーは、2008 年に修道院からシャトーを購入しバトレ家が所有者となりました。
農業技術者として訓練を受けてきたバトレは、まずブドウ畑の開墾に力を入れました。彼が呼ばれた当時、ぶどう園の規模はわずか13ヘクタールほど。彼はぶどう園を健全に運営するには31ヘクタール必要だと考え、畑を再開墾し、畑の規模を拡大し、近代的なセラーも新しく建て直しました。
そして、現オーナーのアルノーは、より良いブドウからより良いワインを生産できると考え、ぶどう園を鍬で耕し収量を抑制し、摘果を実施。また2001年から全部で450の樽のうち、全体の3分の1に当たる150個の樽に対して新樽の使用を開始しました。
醸造過程は伝統的なもので、ステンレス・タンクを使用し、ルモンタージュを定期的に実施します。但し、グラン・ヴァン・ド・シャトー・クラビテは長い浸漬期間を経て仕込まれます。