スペシャル デリバリー byフレデリック マロ/ リースリング ロサケ キュヴェ ジュスティンヌ(特級) 2004年
Special Delivery (by Frédéric Mallo)
Riesling Rosacker Cuvée Justine 2004
わずか0.5haの特級畑“ロサケ”の
平均樹齢50年以上のV.V.(古樹)のリースリング種で造られる
リースリングの個性と旨みを素晴らしく表現したアルザスの逸品
【ペアリングとテイスティグレポート】
熟成によって備わった濃密な果実の旨味と甘やかさ、コクを意識したペアリングがお勧めです。
円やかな味わいの中に金柑のような柑橘の柔らかな苦味や酸も感じます。
マグロのトロのお造りを刺身醤油(濃口醤油)とともに、また、鶏レバーの甘辛煮などこっくりとした料理と。濃いめの味付けの照り焼きなどとも。
甘辛煮に、金柑や柚子などの皮を削って散らすと繊細な風味まで重なり合う、完成度の高いペアリングをご自宅でお楽しみいただけます。
産地:
フランス /アルザス
土壌:
粘土石灰質土壌の特級畑“ロサケ”(0.5ha所有)
ブドウ品種:
リースリング
醸造:
2011年間から完全ビオロジー栽培
(2014年に「Ecocert」認証取得予定) を実践。
樹齢50年以上のV.V.
収穫は全て手摘み
天然酵母のみで発酵
フードル(大樽)で11か月間熟成。
澱引きをしないシュール・リー熟成
味わい:
白(半辛口と辛口の中間あたりの味わい・甘やかさがあります)
【ドメーヌとこのワインについて】
「アルザスのシンボルでもあるコウノトリは赤ちゃんを運んでくれますが、せっかくならアルザスの美味しいワインも運んでほしいという思いで、このブランドを作りました」と笑うのは、ユナウィール村に5代続くドメーヌ「フレデリック・マロ」の当主、ドミニク・マロさん。
可愛らしいラベルは、仏化粧品メーカー「ロレアル」社で広報を担当していた彼のお姉さんがデザインしました。ちなみにマロ家は、1983年当時「3つがい」しかいなくなってしまったコウノトリを増やすために同村に作られた、「コウノトリ導入センター」の運営者でもあり、この施設でつがいを何百にも増やしたという、本物のコウノトリ愛護家でもあります。
アルザスのシンボルでもあるコウノトリのエチケットに、彼の娘さんの名前を冠したワインこそ、このジュスティンヌは、「ミシュラン」3つ星「ランズブール」等、多数の高級レストランがオンリストするキュヴェ。
「エコセール」と同じ認証機関がアルザスに運営する、リュット・レゾネの認証機構「tyflo」に早2001年から加盟し、環境に配慮したぶどう栽培を10年間続けた後、2011年から完全ビオロジー栽培に移行しました。
「ぶどう品種それぞれの個性、ぶどう本来の味わいを、そのままくっきりとワインに表現したいのです」という彼の目標は明らかに達成されており、そのワインからは、アルザスの代表的ぶどう品種の個性が分かりすぎるほどよく分かります。