【新VT入荷/数量僅少】ドメーヌ・マルク・テンペ アムゼル ゲヴュルツトラミネール 2019
ジャポン大好きアルザス ビオディナミの巨匠
ドメーヌ·マルクテンペはアルザス南部の中心、コルマールから7kmほど進んだ南西向きのツェレンベルグ村に 有ります。
アルザスは南仏のペルピニャンの次に降雨量が少なく、乾燥した地域。
南向きの夏の畑は「目玉焼きが焼けるほど」暑いため、ブドウにもしっかりと糖度がのります。
標高は225 ~ 260m、粘土石灰土壌を ベースに、ヴォージュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌は、さまざまなブドウ品種に適合し、ミネラルたっぷりなふくよかな味わいを生み出します。
初夏、マルクの畑の土からはなんともいえない深い土の香りが漂います。
雑草も元気に生い茂り、ブドウの 樹の根元には直径1cm弱のミミズの穴がポコポコ。
そう彼の畑はビオディナミ。
総面積8haの畑で、93年から ビオロジック、96年からビオディナミに取り組む彼は、化学肥料や農薬をいっさい使わず、芽かきによる収量制限や夏季剪定も行ないません。 ブドウの樹が自分の力でうまいこと育っていくのを助ける以外は何もしません。
見れば樹には太ったエスカルゴ (かたつむり)も。
除草剤や化学肥料を使った近くの畑と比べて生き物の数は雲泥の差。
「おいしい畑はかたつむりも知ってるよ!」
太陽の光を一杯に浴び糖度が充分にのったブドウは9月に選果しつつ手摘み収穫。房、茎をつけたまま優 しく5 ~ 6時間かけてプレスします。
「テントウ虫が生きたまま出てこられるくらいやさしいプレスなんだよ」とテンペ氏は語ります。
地つきの天然酵母で仕込むマルクのワインからは明るく前向きな温かさを感じます。
産地:
フランス / アルザス
ブドウ品種:
ゲヴェルツトラミネール100%
(手摘み/平均50年)
土壌:
粘土泥灰土
標高・向き:
300m・南東
特徴:
ビオロジック・ビオディナミ/エコセール
自生酵母で醗酵
9月収穫/空気圧式圧搾
37hlのフードルで23 ヶ月間
発酵・マロラクティック発酵・熟成
軽く濾過・無清澄
瓶詰め:2020年7月22日/残糖:11.7g/L
SO2:
収穫直後・発酵中・熟成中・瓶詰め時:少量 トータル:195mg/L
味わい:
白やや辛口
アルコール度:
12.5%
ツェレンベルグ村の粘土泥灰土壌、少収量のゲヴュルツトラミネールをやさしくプレス後、37hl のフードルで 23 ヶ月発酵·熟成し瓶詰めしました。緑色がかった黄金色、ライチやパイナップル、フローラルで華やかな香り、しっかりとした旨味と完熟の柑橘のアタックはボリュームたっぷりで、バランス良く口中に拡がり長い余韻が楽しめる逸品です。
自然な残糖から生まれる優しい味わいは、日本の料理にも相性の良い味わいで、マルク・テンペならではの表現を追求していることを感じます。