ドメーヌ・バデール ゲヴェルツトラミネール セック 2021 / Domaine Bader Gewurztraminer sec 2021
ゲヴェルツトラミネールらしい華やかなアロマと繊細な酸。
ペアリングの楽しさを膨らませる辛口ゲヴェルツ。
レモングラス、バラ、ライチ、スパイス、白胡椒。
繊細な酸味がある辛口ゲヴェルツトラミネールです。
全体的に引き締まったタイトな印象のボディと重くないテクスチャー。
料理との相性の良さを引き出す、ペアリングの楽しい1本です。
【ペアリング】
・ズッキーニのカレー風味炒め
・海老のアヒージョ
カレーなどのスパイス料理と相性の良いとされるゲヴェルツトラミネールですが、こちらの辛口ゲヴェルツのそのさらりとした質感とタイトなボディから、カレーでもカレー風味の炒め物やサラサラとしたカレーとお勧めです。
また、海老や蟹などの甲殻類とも相性の良いゲヴェルツ。
油を使った甲殻類の料理では、油にうつった甲殻類の旨味や香りや凝縮感のある甘味に綺麗に重なり、また、その風味を引き立ててくれます。
産地:
フランス /アルザス
品種:
ゲヴェルツトラミネール 100%
土壌:
Fronholzの丘の南側斜面にある粘土石灰質土壌
味わい:
白・辛口
【造り手について】
「ブドウの木が風を、その根が土壌を探索し、ワインにテロワールを書き写す」
「バデール」(アルザス現地では最後のerを発音します)は、ストラスブールから南西に30km、エプフィグ村に1662年から続くぶどう栽培家で、自社ビン詰め開始も1930年という名門です。
現当主は、2004年に娘婿としてドメーヌを継承したピエール・シャルシュ。彼は、ディジョンでエノログ(醸造技師)の国家資格を取得した精鋭。継承直後からの厳格なリュット・レゾネ栽培の開始~完全ビオロジック栽培への移行(2016年)、醸造設備の断続的な刷新など、彼の元で、栽培・醸造両面における大きな進歩が成し遂げられました。
ピエール・シャルシュは物静かな語り口で、テロワールとワインに対する自身の考えを、控えめにかつ厳格に語る。その内実はかなり情熱的で、自分の地域とそこがもたらす可能性を心から愛している。彼はブルゴーニュでワイン醸造家の資格を取得し、ブルゴーニュでの経験も、後にとって非常に重要な影響力を持っている。
ワイン造りは、今年の成功が、次の年の成功を約束するわけではない。
善い行いや悪い手法、考え方、植物に対する敏感さや、バランス感覚が非常に重要で、それらは必ずすぐに葡萄に伝染する。テロワールを反映した素晴らしいワイン、人に幸福や夢を与えるようなワインを造っていきたい。
その観点から、ピエールは常にブドウ畑において高い基準を持って取り組み、さらにはブドウ畑を変革してきた。
テロワールや、プドウの特徴がすべて反映されている、ユニークで率直なワイン。
土壌や周囲の気候と、人間の活動や思考は相互に作用する。ときに努力は無力になるが、その可能性に魅了される。
このエプフィグという村には、アヴァンギャルドな作風で知られるアルザス有数の造り手、アンドレ・オステルタグがいます。
「ヴィニュロンとしても友人としても家族ぐるみの付き合いで、ある意味師匠のような存在です。ただ、僕は料理が大の趣味ということもあって、ワインそのものの鑑賞性よりも、とりわけ料理との相性を突きつめていきたいと考えています」。
「多様な料理のベストパートナーとなれるアルザスワインに求められる資質として、アロマティックな香り、ピュアで洗練されたテクスチャー、そしてミネラルが挙げられますが、僕はそれに加えて、余韻まで続くたっぷりとした果実味や、豊かなコクを重視しています」
(以上ピエール・シャラシュ)。
(インポーター資料より)