イヴ・アンベルグ N6 ナチュール / Yves Amberg N6 Nature
ヴァン・ナチュールならではの柔らかさと滋味、野趣、
そして醍醐味に溢れた、心踊る自然派オレンジワイン
【テイスティング】
アルザスを代表する6品種の奏でる豊かなアロマと、柔らかなタンニンとオレンジならではの渋み、旨味の中にあるビターな味わいを綺麗に感じる、やや濁りのあるオレンジワイン。
ナチュラル感はしっかりながら、フルーティーで、飲み心地の良い味わい。ピンクグレープフルーツのような香りからスタートして、徐々にローズヒップティーのような紅茶やアジアンスパイスのフレーバーに。
【ペアリング】
焼き肉や香辛料の効いた中華系の料理、韓国料理と。
焼き肉と合わせると、ワインのタンニンがよりまろやかに溶け込み、タレで食べる肉のジューシーな味わいに寄り添います。
ちょっと辛いスパイシーなもの、香辛料の効いたものを合わせても、バランスが綺麗で、美味しく寄り添ってくれます。
カクテキ(大根キムチ)とは、入りはキムチの風味と、終わりは大根のえぐみのある味わいにワインのビターな印象がよく合います。
食事と楽しむとより魅力を感じるワインです。
産地:
フランス / アルザス
品種:
エプフィグ村産のリースリング、シルヴァネール、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカ、ピノ・ブランの計「6」品種を同比率でブレンド。
平均樹齢40年のVV。収量は40hl/ha。
土壌:
石灰質・沖積土壌
栽培における特記事項:
1997年よりビオロジック栽培。2001年に「エコセール」の認証取得
醸造における特記事項:
天然酵母のみで発酵。ステンレスタンクで醸造。SO2を使用しない。2020年より「Vin Méthode Nature」に加盟
醸造:
ステンレスタンクを使用し、リースリングとシルヴァネールは除梗せず通常に醸造、ピノ・グリとゲヴュルツトラミネールは100%除梗後14日間マセラシオン、ミュスカとピノ・ブランは100%除梗後3日間マセラシオンし、その後ブレンドして3ヶ月間熟成させたオレンジワインです。SO2は不使用。
【造り手について】
ストラスブールから南西に30km、エプフィグ村に1960年に創業したドメーヌで、1989年より2代目のイヴ・アンベルグが運営しています。
早1997年よりビオロジック栽培を開始し、2001年に「エコセール」の認証を取得。2017年から、SO2を一切使用しないヴァン・ナチュールへの取り組みを開始しました。
本当に気さくで超いいヤツのイヴですが、「いろいろなワインを飲んで勉強することと、栽培や醸造に使えそうなモノを探し求めて古道具屋を巡ることが趣味」という、根っからのワイン職人です。
「この地の恵まれたテロワールのポテンシャルをもっと引き出すことはできないか。ワインの味をもっとナチュラルに、もっと鮮やかに、もっと薫り高くすることはできないかと考え続けて、ヴァン・ナチュール、そしてオレンジワインにたどり着きました。いろいろやってみるうちに、SO2や各種添加物、最新技術を使用せずとも健全な醸造を行う手法が確立でき、オレンジワインのマセラシオンのバランスなども皮膚感覚で分かるようになりました。地元だけでなく世界各国のお客さんからも望外の大好評をいただけるようになり、新しいチャレンジも含めてナチュールやオレンジワインの可能性をさらに追及していきたいと思います」。
尚、イヴは、フランス農務省やINAO等のフランス当局が、10年の歳月を経て、2020年に遂にヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」の認証を取得しています。その作品は風味健全で、かつ、ヴァン・ナチュールならではの柔らかさと滋味、野趣、そして醍醐味に溢れた、心踊らされるものです。
(インポーター資料より)