ドメーヌ・バデール シュマン・デ・ゾワゾー2023
Domaine Bader Chardonnay Vins de France Chemin des Oiseaux 2020
柔らかく、角のとれた酸と少しふっくらとした口当たり。
リッチで官能的な香りと穏やかな味わい高さで、
どこかほっとするような美味しさです。
柔和でありつつ、味わいはしっかりとしたフィネスを感じさせ、
繊細すぎず、飲みごたえのあるところも魅力です。
ゆっくりと過ごす週末の午後などにじんわりと味わいつつ、
心をワインでいっぱいにする
贅沢なリラックスの時間に楽しみたいような1本です。
産地:フランス / アルザス (ヴァン ド フランス)
品種:シャルドネ00%
醸造:アリエ産の樽で発酵・熟成
味わい:白・辛口
シャルドネは、アルザスではクレマンのためにしか認められていないので「ヴァン・ド・フランス」の表記になります。一口味わうと、バターとリッチなバニラが踊り、感覚をくすぐります。香りは官能的で、バター、トースト、桃やアカシアの香りの魅力が誘います。
【ペアリング】
ワイン自体がふっくら、そして、しっかりとした香りと味わいの印象なので、少しコクのあるお料理との相性を探るのがお勧めです。穏やかながら厚みのある味わいは普段のご自宅の和の家庭料理とも。
主張が強すぎるワインではないので、汎用性が高く、自然体で料理に寄り添ってくれる存在です。
【造り手について】
「ブドウの木が風を、その根が土壌を探索し、ワインにテロワールを書き写す」
「バデール」(アルザス現地では最後のerを発音します)は、ストラスブールから南西に30km、エプフィグ村に1662年から続くぶどう栽培家で、自社ビン詰め開始も1930年という名門です。
現当主は、2004年に娘婿としてドメーヌを継承したピエール・シャルシュ。彼は、ディジョンでエノログ(醸造技師)の国家資格を取得した精鋭。継承直後からの厳格なリュット・レゾネ栽培の開始~完全ビオロジック栽培への移行(2016年)、醸造設備の断続的な刷新など、彼の元で、栽培・醸造両面における大きな進歩が成し遂げられました。
ピエール・シャルシュは物静かな語り口で、テロワールとワインに対する自身の考えを、控えめにかつ厳格に語る。その内実はかなり情熱的で、自分の地域とそこがもたらす可能性を心から愛している。彼はブルゴーニュでワイン醸造家の資格を取得し、ブルゴーニュでの経験も、後にとって非常に重要な影響力を持っている。
ワイン造りは、今年の成功が、次の年の成功を約束するわけではない。
善い行いや悪い手法、考え方、植物に対する敏感さや、バランス感覚が非常に重要で、それらは必ずすぐに葡萄に伝染する。テロワールを反映した素晴らしいワイン、人に幸福や夢を与えるようなワインを造っていきたい。
その観点から、ピエールは常にブドウ畑において高い基準を持って取り組み、さらにはブドウ畑を変革してきた。
テロワールや、プドウの特徴がすべて反映されている、ユニークで率直なワイン。
土壌や周囲の気候と、人間の活動や思考は相互に作用する。ときに努力は無力になるが、その可能性に魅了される。
このエプフィグという村には、アヴァンギャルドな作風で知られるアルザス有数の造り手、アンドレ・オステルタグがいます。
「ヴィニュロンとしても友人としても家族ぐるみの付き合いで、ある意味師匠のような存在です。ただ、僕は料理が大の趣味ということもあって、ワインそのものの鑑賞性よりも、とりわけ料理との相性を突きつめていきたいと考えています」。
「多様な料理のベストパートナーとなれるアルザスワインに求められる資質として、アロマティックな香り、ピュアで洗練されたテクスチャー、そしてミネラルが挙げられますが、僕はそれに加えて、余韻まで続くたっぷりとした果実味や、豊かなコクを重視しています」
(以上ピエール・シャラシュ)。
(インポーター資料より)