シャトー・ラバル ル・シャルドネ・デ・ランド 2022
Château Laballe Le Chardonnay des Landes IGP Cotes de Gascogne, Blanc 2022
南西地方 ランド県で作られる唯一のシャルドネ。
樽熟成をした濃くてフルーティーな味わいが魅力の
気さくな味わいのまろやか系シャルドネ。
【テイスティング】
金色に反射する淡く上品なローブ。凝縮した複雑な香りにわずかにトーストしたバニラの樽香。ストラクチャーがあり、スパイシーでミネラル感のある口当たり。ココナッツとヴァニラのアロマとフローラルや桃や柑橘のコンポートのノート。フレッシュで骨格があり上品で複雑なアロマが感じられる、非典型的な南西ワイン。
アペリティフや食事に冷やしてサーヴィス。海の幸、魚料理、白身肉と相性との相性の良さをお楽しみください。
冷やして飲むのも美味しいですが、冬の常温で、優しく柔らかな口当たりとそこに乗る旨味を楽しむのもお勧めです。
産地:フランス / 南西地方
葡萄品種:シャルドネ100%
醸造: 除梗、スキンコンタクト、低温静置(10~15日間)。デブルバージュの後、温度管理下で収穫したブドウを直接圧搾、低温静置(4~5日間)、デブルバージュ、温度管理下で発酵。ステンレスタンクでルモンタージュを定期的に実施しながらシュール・リー熟成3ヶ月。その後バリック熟成3ヶ月。
味わい:白・辛口
*評価:
■シャルドネ・デュ・モンド2018銀賞(2017)
■ワイン・エンスージアスト87点 2017/7号(2015)
アルマニャック地方のローデ家8代目が手がける、トロピカルフルーツの香りが特徴的な、唯一のランド県産のシャルドネ。パイナップル、マンゴー、黄色い果実がクリスピーで、落ち着いた個性を保ちながらも円熟している。若々しく、味わいが詰まった今すぐに飲めるワイン。
■ワイン・エンスージアスト84点(2014)
■パリ農事コンクール2012金賞(2012)
【造り手について】
秘境の地”サーブル・フォーヴ”
得意なテロワールのヴィニュロンはたった2軒のみ。
その一つが、シュッド・ウェストの
稀少な造り手シャトー・ラバルです。
アルマニャックの中でも最高級ランクに位置づけられるバ・ザルマニャックBas Armagnacには、知る人ぞ知る有数の土壌が存在します。その地は“サーブル・フォーヴ” Sables Fauvesと呼ばれる限られた面積の非常に稀有なテロワール。
そこでワインを手がける造り手はたった2軒のみという事実はほとんど知られていません。しかもシャトー・ラバルはその地で初めてワインのためのブドウ栽培を行った先駆者である。日本では早飲みのリーズナブルなワインとして南西IGPワインのイメージが定着していますが、ラバルの手がけるワインはハイコストパフォーマンスの類を見ない味わい。フランスのミシュラン三ツ星レストランをはじめ、パリの多くのカヴィストからも絶大な人気を誇るワインたちです。
ドメーヌの歴史は1820年から。当初はアルマニャックの生産のみでしたが、1970年代より6代目当主がワイン事業をスタートし、辛口の白ワインをリリースし、ドメーヌに新たな風を吹き込みました。
2007年には8代目当主シリル・ローデがワインのラインナップをさらに広げ、アルマニャックの他に赤と白(辛口・甘口)とロゼワインを手掛けている(生産比率はワイン84%:アルマニャック16%)。2009年にドメーヌに妻のジュリーが参画。夫婦共に伝統を重んじながらも現代の感性にあったワインとアルマニャック造りを続けています。
◆テロワールの特徴◆
IGPランド サーブル・フォーヴ
ワインの名前にもなっている“サーブル・フォーヴ”※は限られた面積の非常に稀有なテロワールで、アルマニャック有数の土壌として知られている。シャトー・ラバルはそこで初めてワインを造った生産者。現在でもドメーヌ・ドージュロンDomaine d'Augeronとたった2軒のみが100%サーブル・フォーヴのワインを造っている。
※ サーブル・フォーヴについて
中新世中期にあたる1600万年~1100万年前の間、大西洋はアキテーヌ盆地を浸食し、現在のバ・ザルマニャックとなった。中新世の海が残したものは、サーブル・フォーヴという名称で呼ばれ、酸化鉄と海洋性の堆積物に富む。粘土石灰質に混ざった酸化鉄が、ワインやアルマニャックにミネラル感と爽やかさを与える。
(サーブル・フォーヴの土壌断面は画像4枚目)
(インポーター資料より)