ジェシカ・リトー プイィ・フュイッセ プルミエ・クリュ 《レ・クレイ》 2024
石灰岩が生む緊張感と深み。熟成の未来まで見据えたプルミエ・クリュ。
■ 味わい
白桃やアプリコットを思わせる核果系果実の香りに、バターや火打石のニュアンスが重なります。口に含むと果実の厚みとエキス感がゆったりと広がりながらも、石灰質土壌由来の研ぎ澄まされたミネラルが全体を引き締め、見事な均衡を生み出しています。豊かさと緊張感が同居する、優美で奥行きのある味わいです。
■ このワインの魅力
「レ・クレイ」は、プイィ・フュイッセを代表する銘醸畑のひとつとして知られる区画です。その名の通り石灰岩を豊富に含む土壌からは、果実の厚みだけでは終わらない、張りのあるミネラルと長い熟成ポテンシャルを備えたワインが生まれます。
2024年の《レ・クレイ》は、豊かな果実味と石灰質由来の緊張感が高いレベルで共存した一本。若いうちはやや内向的な表情を見せますが、その奥には将来の大きな可能性が感じられます。
時間をかけて熟成を楽しむ価値のあるワインですが、若いうちならではの張り詰めたエネルギーもまた魅力のひとつです。
■ 生産者について
ジェシカ・リトーはマコネ地区ヴェルジッソン村出身の生産者です。20代でワイン造りを志し、醸造学校卒業後はヴェルジッソンのギュファン・エナン、そしてジュラのジャン=フランソワ・ガヌヴァのもとで経験を積みました。
2018年に自身のドメーヌを設立。除草剤や殺虫剤を使用しない栽培を実践し、収穫時には果実の健全性を保つため小型ケースを使用。天然酵母による発酵、新樽を使用しない古樽での熟成、極少量の亜硫酸添加、無清澄・無濾過という手法を採用しています。
彼女のワインは修行先のスタイルを模倣するものではなく、瑞々しい果実の鮮度、快活な酸、そして石灰質土壌由来の高いテンションを特徴としています。2025年には『Revue du Vin de France』誌で注目すべきブルゴーニュの生産者のひとりとして取り上げられています。
■ 詳細
産地:ブルゴーニュ地方 マコネ地区 プイィ・フュイッセ 1級畑 レ・クレイ
品種:シャルドネ 100%
タイプ:白・辛口
