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ドメーヌ・ルリエーヴル オーセロワ(AOC コート・ド・トゥール) 白 2022 / Domaine Lelievre Auxerrois AOC Cotes de Toul, Blanc 2022
シンプルに美味しさがまっすぐに伝わってくる
隠れた銘醸地ロレーヌのオーセロワ100%の白ワイン
シャンパーニュとアルザスに挟まれた好立地ながら、知られざる名産地「ロレーヌ地方」。
フランス国内でもほとんど流通しないそうで、輸出量も非常に少ない珍しい産地のワインです。
こちらのワインを手掛けるドメーヌ・ルリエーブルは、1930年創立。2008年に4代目となる兄弟がドメーヌを継承し、みずみずしい感性で新時代のワイン造りを行っています。
フランス語で野うさぎのことを「ルリエーブル」といい、彼らの苗字も「ルリエーブル」であることから、ラベルには かわいいうさぎのデザインを採用しています。
こちらは2011年版アシェット・ワインガイドで 2つ星を獲得&「ク・ド・クール=最も心に残るワイン」にも選出されたキュヴェ 。
2022年VTはかなり値上がりしてしまいましたが、そのクオリティも抜群。
オーセロワはアルザス・ロレーヌ地方で多く栽培される品種で、酸味が少なく丸みを帯びた味わいが特徴的。チャーミングなラベルと味わいに心癒される、希少なロレーヌ産ワイン。
10年熟成させても新鮮で美味しい。 長期熟成も可能なワインです。
【テイスティングとペアリング】
すっきりしていますが、味はしっかりと濃さがあり、果実の旨味と力強さを感じます。口当たりはまろやかで膨よかさを感じ、味わいのバランスがとても綺麗です。葡萄の個性を心地よく感じることができ、オーセロワという品種単体で作り上げる世界観を知る喜びが感じられます。
和食であれば、蓮根の天ぷらなどと。油を吸った蓮根の甘みとワインのほんのりとした甘さがとてもよく合います。爽やかな風味が油を綺麗に流してくれて、心地の良い立ち位置で料理に寄り添います。
アペリティフとして、山羊のフレッシュ・チーズと共にもお勧めです。
産地:
フランス / ローレーヌ地方
原産地呼称:
AOC コート・ド・トゥール
品種:
オーセロワ100%
オーセロワはフランス北東部の北の気候(半大陸性気候)に適した白ワイン用ブドウ品種。このワインの産地ロレーヌ地方リュセの町では他のブドウ品種に比べ早熟。
醸造:
東向きの斜面(ジュラ紀の粘土石灰土壌)に植樹したオーセロワを手摘みで収穫。
直ちに選果を行い,熟れすぎたブドウはオーセロワ品種に特有のフルーティーさや豊潤さを消してしまうため、すべて取り除く。また、ブドウが潰れて酸化しないように、小さなケースで醸造所に運ぶ。迅速かつ強めの圧搾を行うことによって、酸化を防ぎ、タンニンも抽出できる。
その後、ステンレス・タンクに移し、アルコール発酵を実施。発酵は低温(約17度)で行い、発酵期間は約12日。発酵終了後、引き続きステンレス・タンクでシュール・リーの状態で定期的にバトナージュを施しながら熟成を行い、収穫の翌年の春に瓶詰め。
マロラクティック発酵は行わない。
味わい:
白辛口
青みがかった黄色のローブとパールの反射。
ライチやマンゴーなどのエキゾチック・フルーツが支配的で,生き生きとした香り。微かにレモンのノートを伴ったポワール・ウィリアムを思わせる風味で,まろやかさとハーモニーが感じられる味わい。
サービスは、8-10度で。
【ドメーヌの歴史について】
ドメーヌ・ルリエーヴルは1930年に創設。
1968年に3代目のアンドレ Andreと2人の兄弟ジャン=マリー Jean-Marieとロラン Rolandがワインの元詰めを開始。その後,醸造設備や畑の拡張などを行い、ドメーヌの規模を拡大していった。その後、ジャン=マリーがブルゴーニュに移住、また、アンドレが引退したため、ボルドーや海外で研鑽を積んだロランの息子のヴァンサンとダヴィッドの2人の兄弟が2008年にドメーヌを継承し、今に至ります。
(インポーター資料より)