パトリックピウズシャブリテロワールドラシャペル 2021 / Patrick Piuze Chablis Terroirs de le Chapelles 2021

テロワールを余すことなく表現する

醸造のスペシャリスト、パトリックピウズ。
ビオで育まれた葡萄の豊かな旨味を
そのままに感じるシャブリテロワールドラシャペル。

ペアリング：　

✔︎鶏ささみときゅうりのゆかり胡麻油和え

✔︎イカと野菜のマリネ

✔︎甲殻類などの海鮮と野菜の中華炒め

✔︎雲子の天ぷら

✔︎太刀魚（白身で淡白な魚）の塩焼き

シャブリテロワールドラシャペルは、果実味が豊かでふっくらとした旨味と透明感が特徴のキュヴェ。綺麗な濃さがあり、余韻まで柔らかな印象が続きます。
酸は高すぎず丸みを帯びており、シャブリの中でも優しい味わいを持つ1本です。

このワインに合わせるなら、シンプルで素材の味を生かした料理を。酸味を効かせた料理なら、砂糖なども使ったまろやかなものがより好相性な印象。主張は強くないけれど、決して薄い味というわけではないシャブリなので、濃いものではなく、素材を食べるような軽めの味付けを楽しむ料理とのペアリングにオススメです。

当主のパトリック・ピウズ氏は、1973年カナダ生まれ。M.シャプティエの弟マーク・シャプティエ氏との出会いがきっかけに以後ワインの世界へと。
オリヴィエ・ルフレーヴに4年間在籍し、シャブリ部門の醸造を担当。

その後2004年にヴェルジェ、2005～7年にシャブリのジャン・マルク・ブロカールの醸造長を歴任し、2008年に自らのメゾンを設立。栽培農家からは高樹齢で最良の区画のブドウを買い付け、いくつかの畑はメタヤージュ契約で栽培しています。
ブドウ栽培農家との絆も強く、結果クオリティの高いブドウを得ることができています。シャブリのテロワール毎の個性を表現しています。

テロワールドラシャペルは、このキュヴェだけがオーガニックの畑で取れたブドウを使用。ステンレスタンクと木樽で熟成を重ねたバランス良の一本。
東から西に畝が作られているため、ブドウが直接日光を浴びることがありません。フレッシュ感のある新鮮なキュヴェとなり、果実味が豊かでやわらかいタッチです。

産地：

フランス / ブルゴーニュ

ブドウ品種：

シャルドネ100%

土壌：
左岸、1974年に植樹。
1級フルショームの向かいにある高原の区画

醸造：

葡萄はすべて手摘み。
伝統的な垂直式圧プレスで圧搾、酵母や酵素は使用せず、温度管理されていない古いステンレスタンクで発酵、熟成。発酵は2週間～3ヵ月間。スキンコンタクトや醸しは行わない。ルモンタージュなし。最後に軽く珪藻土濾過を行い春に瓶詰。
ビオディナミ酸化防止剤無添加

味わい：

白辛口

このワインにおすすめなのは…

・ワイングラス

Zalto　ホワイトワイン

価格：8,360 円（税込）

［ワインアドヴォケイト244号　2019年8月］
2018年も好調で、青リンゴ、スモーキーな柑橘類のオイル、マジパンの可憐なブーケを放ち、リッチでありながらも切れ味のある味わいだ。チョーキーで塩味のある余韻が続く。プルミエ・クリュ・フルショームに面したラ・シャペル・ヴァウペルティーニュの外側の畑で、ブドウの木は1974年に東から西に向けて植えられている。（つまり直接日光を浴びることがない。）89点
［ウィリアム・ケリーによる試飲］