ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィスプイィ・フュイッセヴィエイユ・ヴィーニュ 2019 / Domaine Cordier Pere et Fils Pouilly-Fuisse Vieill

サテンを思わせるような質感を持つフル・ボディのワイン。
素晴らしい熟成がうかがえ、
ミネラルやスパイス、そして様々なフルーツの香りが顕著。
極めて表情豊かなワイン。

ペアリング：　

✔︎自家製いくらの醤油漬け

✔︎焼き松茸

✔︎クリーミーで濃厚な洋食

素材の旨味の奥深いものや素材そのものの脂のコクとよく合います。
奥行きや生命力を感じる味わいのあるワインなので、料理にも同様の個性のある素材か、深みのある味付けのものとお楽しみください。いくらは市販の醤油漬けでは醤油の味が染み込みすぎており、ワインとの相乗性が高まらない可能性があるので、是非ご自宅の一品と。
松茸は大地のエキス感や地味深さと、ヴィエイユ・ヴィーニュ（高樹齢の葡萄樹）ならではの奥行きある味わいの相性が重なります。
シンプルな和食にもよりそう上品な味わいを備えており、上記のような少し非日常の食材以外にも、普段のご自宅の和の料理ともお楽しみください。

洋食の場合、ワインの濃密さに合わせて、クリーミーでコクのあるものともよく合います。
美しい酸のバランスが、コクや厚みのある料理も綺麗に流してくれ、最後まで美味しくお楽しみいただける食中酒となります。

徹底的な低収量、完熟と美しい酸を両立する神業的な収穫により、テロワールを最も的確に表現したマコネ最高のドメーヌ、ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィス。
ブルゴーニュ屈指の生産者でさえ指導を請いに訪れる、ブルゴーニュNo.1ヴィニュロンである、ブルゴーニュ白の求道者コルディエの傑作、平均樹齢80年のブドウから仕込むプイィ・フュイッセのVIEILLE VIGNE ヴィエイユ・ヴィーニュ（古樹、つまり樹齢の高い葡萄樹から造られるワイン）です。
気が遠くなりそうな手作業での工程と、ロマネ・コンティも真っ青になるような30hl/haという低収量。シュール・リー発酵を行い、シェーヌの大樽で熟成したドメーヌの最高傑作です。

産地：

フランス / ブルゴーニュ

ブドウ品種：

シャルドネ100%

栽培・発酵・熟成：
収量、1haあたり30ha
樹齢80年以上のシャルドネを手作業で選別
シュール・リー発酵

樽（新樽20%，ジュピーユ産）

味わい：

白辛口

上品なオークの香りとリッチで粘りけまでを感じさせる上品な凝縮感、秀逸な余韻の長さを誇ります。グラスに注ぐと金色や銅色に輝き、先ず、花のつぼみとレモンのフレッシュな香り、その後、桃のコンポートやヴァニラのより熟したノートが広がる。非常に純粋なその味わいには、パイナップルや桃のアロマを伴った、美しいミネラルのストラクチャーが感じられる。
この価格帯で入手できるブルゴーニュ白としては破格のクオリティ、上質でエレガントな１本をご堪能ください。

【ドメーヌについて】

1930年代に創業されたコルディエ。マコネ地区の老舗であり、その牽引者としての役割は偉大である。ブルゴーニュ・ワイン専門誌『ブルゴーニュ・オジュルデュイ』で、2005年のブルゴーニュNo.1のヴィニュロンに選ばれるなど、その名は広く知られ、ラフォン、ルフレーヴを始め、近年マコネ地区に注目し生産を開始したブルゴーニュ屈指の生産者でさえも、教えを請いに彼の元を訪れる。

現在の当主、1967年生まれのクリストフ・コルディエは大変意欲的で、1995年から数多くのキュヴェに分けて販売し、マコネの細やかなテロワールを表現することに注力している。彼が手がけるワインは、ブドウが最良の状態に熟成するまで収穫を遅らせるため完熟した味わいが特徴的で、ブドウが育まれた環境を如実に物語っている。低収量のブドウから生み出されるワインは時としてコート・ド・ボーヌのグランクリュ・クラスをも凌駕する。

またワインへの情熱溢れるクリストフは、『メゾン・クリストフ・コルディエ』の名前で小さなネゴシアン業もスタート。

ドメーヌで所有する畑以外のワインも手掛けたいという思いが新しい挑戦の始まりとなった。従って単に瓶詰めするだけのネゴシアンではなく、優れたテロワールを持つ信頼する栽培者の最上のパーセルのみをブドウの段階で買い付け、クリストフ自身が醸造を行う。もちろん栽培にも深く関わり、ドメーヌのワインと全くひけをとらない卓越した品質のワインを生み出している。