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【SOLDOUT】エマニュエル・ジブロ コート・ド・ボーヌ・ブラン・ラ・グランド・シャトレーヌ2018 / Emmanuel Giboulot Cotes de Beaune Blanc La Gra
信念を継承するブルゴーニュのビオ栽培草分け的存在
ボーヌに本拠を置く計10.3haを所有するドメーヌ。
100年前は、ボーヌの丘上部は牧草地だったそうですが、今では再び森が戻り、多くの自然環境に恵まれています。
1985年からビオロジックやビオディナミの哲学に則した有機農法を開始し、1996年からビオディナミを採用。ECOCERT認証済み。エマニュエルの父は穀類と野菜類の農家でしたが、1972年から当時としては珍しい有機農法を行なっていました。
ドメーヌでは動物質、植物質、鉱物質のビオディナミ用プレパラシオンを使用し、ぶどう樹が本来持つ病害虫への耐性をより強めることで、その土壌を化学薬品から守り、ワインの持つ個性をより引き出すことができるとされています。また、鋤き返しと堆肥により、土中微生物を活性化させています。夏の終わりまでは、下草を残し、畑にいろいろな花が咲きいろいろな花粉が飛ぶ環境をつくっています。
これらにより、より健康で熟度の高い果実が適正な収量で得られ、ぶどうのもつ酸度と糖度の良好なバランスから補糖や補酸もゼロ。そのテロワール本来の香りや味わいを持つワインが生まれています。
収穫は全て手摘みで行います。
醸造はテロワールが最大限発揮されるよう、人為的操作をほとんど行わず行われています。自然酵母を使用し、キュヴェごとに必要最小限のSO2のみを添加。白ワインでは木樽で発酵を行い、赤ワインではぶどうや果汁の冷却を行わず、年によって異なるものの約10%を除梗しないで伝統的な木製の開放桶で発酵を行なっているのも特徴。
白ワイン、赤ワインともに木樽で12~14ヶ月間の熟成。新樽は使用しません。
これはエマニュエル自身が、焦点の定まったピュアなワインを好んでいるからで、その結果、ドメーヌの全てのワインは、アペラシオンとミレジム、双方の特徴をより引き出したワインとなっています。
産地:
フランス / ブルゴーニュ
ブドウ品種:
シャルドネ100%
平均樹齢:
30年
土壌:
小石を含む粘土質石灰土壌
醸造:
全房のまま圧搾し、24時間デブルバージュ。ワインのピュアさとミネラル感を損なわないよう古樽で発酵。10~12ヶ月間澱とともに熟成させ瓶詰め。
味わい:
白辛口
ボーヌ1級の斜面をさらに登ったところに位置するアペラシオン。非常に古くから存在する区画ではあるものの、全域で僅かに52haとブルゴーニュでも最も小さい村名アペラシオンの一つとなっています。木々に囲まれた、彼のみが所有している独立した区画となっていて周囲からの影響が排除されるため、「ビオディナミ農法にとっては、理想的な畑。」(エマニュエル)
芳醇でいろいろな表情を持つ香り。分かりやすくて複雑。ミルキーななめらかさ。ふわっとやわらかいアタックながら、きちんと芯がある液体。
【家庭料理とのペアリングなら・・・】
✔︎脂の乗った鰻などの白焼き
✔︎マグロのトロの造り
豊かなボディとオイリーで滑らかな口当たりと膨よかな味わい、
すっきりとしたキレのある酸、果実の透明感が共存し、
柔らかな花のような香り高さがひときわ印象的なワインです。
目のつまった味わいながらスケール感もある、
テイスティングから魅力に惹き込まれたワインです。
香りは華やかながらも、シンプルな調理法の料理の邪魔をしない優しさ。
熟成感やv.v.(高樹齢の葡萄樹の葡萄で仕込んだワイン)のような深みや複雑味、エキス感のようなものとは異なりながらも、大地のぬくもりや柔らかで穏やかな味わいを深く備えた上質さを感じるワインです。
脂を蓄えた膨よかでジューシーな魚(マグロのトロ、鰻、のど黒など)の塩焼きなどと好相性。お造りと合わせても綺麗なペアリングとなります。
シャルドネの美しい流れで脂も綺麗に流してくれ、料理の重みを程よく消してくれるキレが嬉しい。