フイヤ・ジュイヨモンタニープルミエ・クリュレ・グラップ・ドール 2020 / Feuillat-Juillot Montagny 1er Cru Montagny 1er

テロワールの異なる6区画のぶどうをブレンド

アロマを極限まで複雑化した百花繚乱の香り

美しい酸に彩られた清々しく膨らむ味わい

おすすめポイントとペアリング：

「レ・マロック」「レ・プラティエール」「レ・ボーシャン」

「レ・ビュルナン」「レ・サン・ピエール」「レ・ボルド」

テロワールの異なる6区画のぶどうをブレンドすることでアロマを極限まで複雑化することを志向した百花繚乱の香りが特徴で、フイヤ・ジュイヨの全作品の中でもっともミネラル感豊かなワインです。

華やかですが落ち着きがあり楚々とした美しさの香りは料理にも巧みに寄り添います。

豊かでありながら上品でフレッシュな酸の存在感が全体に美しい骨格を与えています。

膨よかさはありますが、それは清々しい印象。

複雑味よりも品のある旨味と綺麗な酸のバランスに心奪われる１本です。

素材を生かした和食とも寄り添う主張の綺麗さがありますが、旨味がしっかりとしていて飲み心地が良いので、様々な味わいの重なりのあるワンプレートやカルパッチョにも。

【モンタニープルミエ・クリュ レ・グラップ・ドール 2020について】

産地：

フランス /ブルゴーニュコート・シャロネーズ

ブドウ品種：

シャルドネ100% （平均樹齢45～50年のV V）

土壌：

粘土石灰質土壌。

特徴：

ステンレスタンクでアルコール発酵後、3分の2はそのままステンレスタンクで、3分の1はアリエ産とヴォージュ産の新樽でマロラクティック発酵後、12ヶ月間熟成。

味わい：

白辛口

【フイヤ・ジュイヨについて】

メルキュレーの名門「ミッシェル・ジュイヨ」の長女として生まれたフランソワーズ・ジュイヨは、「若い頃、男性よりもワインと恋に落ちてしまい」、ディジョン大学の醸造学部を卒業。以来今日までワイン造り一筋に生きる,

ブルゴーニュにおける女性醸造家の草分けのひとりです。父の下で4年間修業した後、1989年、自身のドメーヌをモンタニー·レ·ビュクシー村に設立しました。

コート·シャロネーズ地区の「モンタニー」は、村名もプルミエ·クリュも、すべてシャルドネのAOCです。

ジュラ期の化石を多数含有する石灰質主体の土壌で、華やかな芳香と美しいミネラルに富む白ワインができます。また、日照量が多いため、果実味たっぷりのフルーティーな味わいになります。ちなみに、生産者数が非常に少ないことでも知られるAOCです（ドメーヌは7、8軒しかありません）。

「モンタニーのプルミエ・クリュは、51もの区画に分かれています。それは、テロワールがそれだけ多様であるということを意味します。複数区画のぶどうをブレンドされることがほとんどなのですが、私は、子供たちの個性がひとりひとり驚くほど異なるように、それぞれの畑の個性をできる限り丁寧に表現してあげたいと思っています」という彼女の作品群は、同じモンタニーのプルミエ·クリュでも畑によってこれほどまでに味が異なるのかと、心底びっくりさせられます。
彼女のモンタニーへの愛に溢れた美しいワインをご堪能ください。