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ロベール・バルビション ブリュット・トラディション・ブラン・ド・ノワール / Robert Barbichon et Fils Tradition Blanc de Noir
若き兄弟がビオディナミで表現する
平均樹齢65年の葡萄樹による
「ヴァン・ド・シャンパーニュ」
オーヴ県、ジエ・シュール・セーヌに本拠地を置く、日本初登場となる、ビオディナミのRMです。先代までは、地元のレストランや知り合いに販売していた小さな小さな生産者でしたが、2004年にシャンパーニュ・フルーリー(Chanpagne Fleury)などで研修を終えた情熱あふれる兄弟がドメーヌに戻り、そこから劇的に進化が始まりました。
シャンパーニュにおいて不遇な歴史のあるオーヴですが、この若き兄弟は言います。「昔はブルゴーニュの一部であった、ここオーヴでだからこそできる、ワイン的なアプローチのシャンパーニュを造りたい。」この地では、「単一品種」「単一区画」といったブルゴーニュの影響が色濃く残っています。
畑はオーヴ県の2つの村、ジエ・シュール・セーヌ村とセル・シュール・ウルス村に位置しています。17区画9haあり、70%が南向き斜面、30%が北向き斜面。平均樹齢は約65年、最も樹齢が高い区画では90年と、シャンパーニュでは希少な高樹齢の畑です。
(シャンパーニュの平均樹齢は18年)
品種構成は大部分がピノ・ノワール。
白ぶどうは、シャルドネ12%とピノ・ブランが10%、ピノ・ムニエが8%。
二人は、フルーリー修業時代にビオディナミ栽培でのぶどう栽培に共感、納得し、2005年からビオロジックへと転換を開始し、2010年からビオディナミの認証をEcocertとDemeterから受けています。化学合成物質を不使用とし、ビオディナミではプレパラシオンと呼ばれる調剤を使用することで、土中微生物の「再活性化」を行っています。「土を耕し調合した自然有機調剤を使用することが、土中微生物のバランスを保つことに繫がっているんだ。」SO2はデゴルジュマン前のみわずかに40mg/Lを添加し、醸造中はほぼゼロとなっています。
瓶詰は、ぶどうの開花後の4月を目安としています。多くの生産者が1月に瓶詰めを行いますが、ワインを休ませる時間を長くとることで、一次発酵が終わったばかりでも酒質が安定しておいしいワインになる、とのことです。
(輸入元資料より)
産地:
フランス /シャンパーニュ
ブドウ品種:
ピノ・ノワール100%
土壌:
ジュラ紀後期キンメリッジ階(約1億4500万年前)のカキ化石を含む泥灰土、粘土質石灰岩土壌。
栽培:
ビオディナミ
醸造:
熟成期間は26ヶ月
ドザージュ:
ドザージュ8.6g/l
味わい:
高樹齢の葡萄樹ならではの旨味と地味深さ、ふっくらとした柔らかさのあるシャンパーニュ。
ビロードのような滑らかで繊細な印象。
香りにも深みがあり、ゆったりとした印象。
泡立ちはきめ細やかで、ドライすぎず、鋭さがなく、味わいにバランスの良い厚みがあるため、和の料理へも優しく寄り添うことができるシャンパーニュです。