フランツ・ソーモン ヴァン ド フランツ コロンバール21 / Frantz Saumon Vin De Frantz Colombard 21
これぞ飲んで欲しいコロンバールのワイン
数年の熟成ポテンシャルもそなえる
フランツ ソーモン初めてのコロンバールです
このワインは生産者の自社畑の葡萄ではなく、信頼する仲間のビオロジック栽培の葡萄から生産するネゴスシリーズ。
コロンバールはコニャックやアルマニャックの原料品種として有名な葡萄品種ですが、フランスでは単体でワインを造ることは珍しい、そんなコロンバール100%の白ワインです。
透明感のあるクリアなグリーンイ エロー色の外観、ハッサクや黄色リンゴ、摘みたて青りんごなど爽やかな香りが拡がります。
豊かな果実味に酸味が溶け込んでいて、 口あたりは甘やかさを感じるほどジューシーながら、スッキリとし た後味が印象的です。
全体的に優しくフレンドリーで、とても飲みやすい美味しさ。
心地の良い厚みと果実の甘みを感じる、柔らかくみずみずしい、非常に綺麗な仕上がりのコロンバールです。
フードフレンドリーで、洋食だとかなり幅広く合わせやすい印象。ワンプレートやパスタのお供など、気軽で楽しいひと時に飲みたくなるワインです。
産地:
フランス /ロワール地方
品種:
コロンバール100%
(手摘み/平均50年)
栽培・認証:
ビオロジック/エコセール
土壌:
粘土石灰
収量:
50hl/ha
醸造:
自生酵母
9月収穫/空気圧式圧搾
ステンレスタンクなど複数容器で6 ヶ月発酵・熟成
濾過あり・無清澄/瓶詰め:2022年3月
SO2:収穫後:少量 瓶詰め時:20mg/L
アルコール度:12.5%
味わい:白辛口
粘土石灰土壌に植わるコロンバールをステンレスタンクなど複数容器で6 ヶ月発酵・熟成しました。
※このワインにはキャップシールが使用されておりません。
【造り手について】
白ワインの可能性をストイックに追求する
モンルイの兄貴分フランツ ソーモン
ロワール地方トゥールから東側にロワール河とシェール河の間に広がるACモンル イは1938年に認定され、シュナンブランで辛口から甘口までの白ワインを生産しております。M.Jacky BLOTの出現から始まり、今は亡きStephane Cossaisをはじめ色んな生産者がこのACの認知度を高めてきました。
フランツ・ソーモンは2002年からワイン造りを始めた醸造家で、今ではDomaineだけの生産量では足りなく2009年からネゴシアンの会社Un Saumon dans la Loire(アン・ソーモン・ダン・ラ・ロワール)を設立し、意欲的に活躍しております。 無農薬の農法に興味が有り、シュナンブランに挑戦したいとモンルイを選びました。
畑で無農薬の仕事はきりがありません。彼の畑は4haですが、オーナーが無 農薬とは全く反対の農法を行っていたので、1年目は仕事がエンドレスな状態で した。予算の関係もあり、最初から畑は購入できません。1haを購入し、残り3ha は借りました。この3haも将来的に購入予定です。4haをたった1人で化学肥料 から無農薬へ切り替える作業が大変なのがご想像頂けますでしょうか?
本当に朝から晩まで畑とにらめっこです。このように沢山のエネルギーを頂いた畑から取 れたブドウは格別です。彼の畑は毎年毎年、質が向上しております。 久しぶりに彼のモンルイを飲んでみると、2002年当時のワインより、グッとグッと洗練された素晴らしいワインになっております。いつまでも若きフランツが印象的ですが、今ではもう大御所の仲間入り、Gregory Leclear氏もフランツの所で見習いとして働いてたことがあり、若手醸造家を育てど んどん指導する立場に回っているのです。丁度脂の乗っている充分な経験を積んだ醸造家。やはりこういうワインは是非リストに載せて頂きたいライン です。(新井順子氏の言葉から)
2019年の3月からフランツは、パートナーのマリー・チボーと醸造所、熟成場所をシェアしています。以前より使用しているモンルイ圏内の自宅兼醸 造所から、高速道路を使っても車で1時間程かかるvalleresという村で、洞窟(とても広い)を醸造所と熟成場所にして、様々な種類のタンク、アン フォラ、樽を所有しています。洞窟のすぐ向かいには自宅があり、マリーと二人の娘さんと毎日なんだか楽しそうに暮らしております。
この新カーヴではネゴスものを醸造しており、タンクを置く広い場所があるからこそ為せる技ですが、それぞれのミレジムの特徴やブドウの特性に合わ せタンクを使い分ける、かつ各キュヴェに熟成の時間もかけてあげることができる、とても良い環境で醸造を行っています。 モンルイにある旧カーヴでは自社ブドウを使ったドメーヌものを醸造しており、新カーヴ近くの新しい畑に植樹したコーとピノノワールで造るドメーヌもの の赤ワインが数年後にはお披露目できそうです。(2020年1月訪問)
(インポーター資料より)