ドメーヌ・ヴァンダンジュアルテスマダム・ド・エム 2020 / Domaine Vendange Altesse Madam de M… 2020

滑らかな蜂蜜と林檎や熟した洋梨に混じって、

心地の良いアルコール感とミネラルの香り。

口に含むと酸は高くなく、やんわりとした口当たりと柑橘の風味が。

ボディは軽く、複雑ではなくシンプルな飲みやすさ。

アルテスの伸びやかさや品格やまろやかな個性がしっかりとそなわりつつ、

爽やかで優しい、フレッシュで柔らか。

時間と共に果実味が更に膨らみ濃密感が出てきて、

甘やかささえ感じられるほどに、蜜っぽさを増していくこのワイン。

アルテスのポテンシャルをたくさん感じられるワインですので、

すぐ飲まずに、

抜栓して1時間ほどはその姿の現れるのをぜひお待ちください。

【ペアリング】

脂の乗った魚、ムニエル、チーズ、優しい甘辛さとコクのある和食

産地：フランス / サヴォワ

土壌：2ha。粘土質・泥土質土壌。

品種：アルテス（ルーセット）100％（平均樹齢20年）

醸造：90%をステンレスタンクで、10%を228リットルの樽で発酵後、12ヶ月間シュール・リー熟成。

味わい：白・辛口

作品名「マダム・ド・M…」の最後のMは、奥さんのディアンヌさんの出身地である南仏のミュルル（Murles）村の頭文字で、エノローグである奥さんのオリジンを表したものです。

【造り手について】

ぶどう栽培の申し子のような名前のヴァンダンジュ（収穫）家は、サヴォワに4世代続く名門の苗木屋で、フランス全土の錚々たる生産者達を顧客に抱えています。

　2015年、4代目のバンジャマンが家業を継承したのを機に、自家ドメーヌを設立。

「苗木屋ですので（笑）、ぶどう栽培については熟知しています。「ルイ・ロデレール」グループで醸造の修行を積んだ経験を活かし、また、エノローグ（国家資格の醸造技師）である家内とも意気投合して、私たち自身が本当に飲みたいと思うサヴォワワインを造りたいと思いました」。

　真南向き斜面区画を厳選した計10haの畑では、実質ビオロジックの厳格なリュット・レゾネ栽培を実践。2018年から段階的に、HVE（Haute Valeur Environnementale。高い環境価値）のレベルをランクアップしています。

「サヴォワのテロワールの特徴であるさわやかな酸やミネラルの塩味はもちろん、たっぷりとしたコクのあるワイン造りを目指しています」というそのワインは、ファーストヴィンテージから多くのシェフやソムリエを魅了し、美食の地サヴォワやパリの50軒以上のレストランで、美しい星々の下、美味しいお料理とともに楽しまれています。

（インポーター資料より）