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フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ シニャン ベルジュロン 2022 / Philippe et Sylvain Ravier Chignin Bergeron 2022
美しい色合いのサヴォワでは珍しいルーサンヌ100%の白ワイン。
柑橘の香り、アプリコット、カリンのとろりとした丸みを帯びながらも、たくましい骨格、フィネスが感じられる余韻の長いワインです。
さらりとしたところとまったりとしたところの塩梅が心地よくユニークで魅力的なテクスチャー。
冷涼感を纏った綺麗な仕上がりが魅力です。
産地:フランス /サヴォワ (クリューズ・ド・シャンベリー)
品種:ルーサンヌ100%
畑:立っているだけでも恐怖を覚える急斜面に開拓されたクリュ、「シニャン・ベルジュロン」。下から見上げると壁のようにそそり立つボージュ山塊の壁面に畑があるように見えます。ここでラヴィエは5ヘクタールの畑を所有しますが、トラクターなどの機械類が使えずほとんどの仕事が手作業となります。畑はボージュ山塊からの崩壊してきたごろごろとした石に覆われています。
醸造:16℃~18℃の低温発酵。マロラクティック発酵後、4~5ヵ月間シュールリー。
味わい:白・辛口
【造り手について】
フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエはサヴォワ県の県庁所在地であるシャンベリーの南、ミヤン(MYANS)村にある家族経営のワイナリーです。
お父さんのフィリップさん(栽培・醸造担当)、お母さんのクロディーヌさん(マーケティング担当)、息子のシルヴァンさん(栽培・醸造担当)の3人が中心となり、ワイン造りをしています。
この地区はクリューズ・ド・シャンベリーと呼ばれ、白葡萄のジャケール種やアルテス(ルーセット)種が多く栽培されています。同じクリューズ・ド・シャンベリーで造られるジャケールでも、シャンベリーに近いアプルモンとその南に位置するアビームとでは土壌が異なります。アプルモン側は1248年のグラニエ山の大崩壊により、崩れた岩や石が堆積していて、石灰質中心となっており、畑には氷河が運んだ大きな岩があちこちに点在しています。アプルモンで栽培されるアルテス(ルーセット)種やジャケール種は火打ち石のような若干乾いたアロマを感じさせ、上品な酸とミネラルを含んだワインを造りだします。 アビーム側は氷河が時間をかけて岩などを削りとって堆積したモレーン土壌が中心で、みずみずしく辛口でキレのあるワインが造られます。 葡萄の樹、またその樹が育つ土壌を尊重しながらサステイナブルなワイン造りに取り組んでいます。
(インポーター資料より)