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ヘリオセントリック セイム リヴァー トワイス ブラン 2022 / Heliocentric Same River Twice Blanc 2022
【テイスティングコメント】
ふっくらとした丸みを帯びた旨味と角の取れた酸がとても印象的です。
クレレット本来の特徴であるカチッとした骨格よりも、伸びやかでまろやかな味わいのヘリオセントリックのセイム リヴァー トワイス ブラン。
ヘリオセントリックは安定した作りを目指す造り手で、ワインの仕上がりもとても綺麗です。開けたてから心地よく楽しめ、薄すぎず、濃すぎず、大きな変化を伴わず、最初から最後まで気難しさがなく、気軽で親しみやすい白ワインです。
実はクレレットは南仏の最古の葡萄品種で、軽視されがちですが、実はとても大切な品種。
ブレンドされることが多く、単一品種ではあまり使われることの多くないクレレット100%の1本。日本では100%のワインはほとんど見かけることがありません。クレレットという品種の魅力を感じるのに最適な1本です。
産地:
フランス /コート・デュ・ローヌ
ブドウ品種:
クレレット 100%
土壌:
粘土石灰岩・小石
栽培:
ビオロジック
認証:
AB
味わい:
白辛口
ヴァントゥー、地元の生産者が育てたクレレットをゆっくりプレス後、ステンレスタンクで2週間発酵し、セメントタンクで4ヶ月熟成しました。
新緑を思わせる綺麗なグリーンイエロー色、とろりとした粘性、かぼすや完熟柑橘の甘さがプラスされ、溶け込んだ酸味とバランスの良い後口にはカリンのアロマが漂います。
【造り手について】
ヘリオセントリックは、2019年南ローヌに造られた ネゴシアン(葡萄の栽培はせず、生産者から仕入れた瓶詰めワインを国内外へ流通させる卸売業)。20年近く日本にワインを紹介してきたジェームス・ダンスタン氏と中川彰子氏の二人が設立しました。
ワイナリー名の「ヘリオセントリック」とは「太陽中心の」という意味で、宇宙の中心は太陽という地動説に基づく概念が由来です。
以前は南ローヌを始め、各国の自然派ワイン生産者と提携し、卸売をしていましたが、ほとんどが大手のネゴシアンに渡り、彼らのワインがどこで、どのワイン名で売られているのかもわからない状況でした。
そこで、自分たちの手だけで自然派ワインを世に出したい、と一念発起。生産者と共に収穫、醸造、ブレンドを共におこない、2018年にファーストヴィンテージをリリースしました。
彼らは常に「伝統的な昔ながらのワインを造る」ということにこだわりを持ち続け、品種と土地の個性をしっかり感じ、かつフレッシュで毎日飲めるワイン造り目指しています。
畑ではオーガニックで認められる銅やボルドー液などは、ほとんど使っていません。発酵は自然酵母を使い、酸化防止剤はほんの少量の使用、瓶詰は月や天体の動きに合わせているなど、自然の営みに沿った醸造を行っています。
ワイン名「Same River Twice」とはギリシャの哲学者、ヘラクレイトスの格言「人は同じ川に2度足を踏み入れることはできない、なぜなら流れは常に変わっているからだ(人生も然り)」から引用。同じボトルのワインでも、1杯目と2杯目は違う味わい、数年後にはまた違う味わいに…。愛するワインにも見られる変化から、その名を付けました。
【ジェームス氏と中川氏の言葉から】
『この格言は人生にも基づいていますが、我々が愛するワインにも通じています。初めて味わうワインは感じたことのないアロマがあったり、またそれはす ぐに違うニュアンスに変化し、1杯目のグラスから2杯目のグラス、そして2日目、3日目に味わうワインはまた全く別のワインになっています。また数年後 に開けた同じワインはさらに全く別物になっています。もちろんどこで、誰と、どのように飲むか、これもその時感じる味わいを決定づける大きな要素で す。本であれ、アートであれ、音楽、映画、そして場所すらも我々自身が少し変化をしていたり、我々を取り巻く環境が変化をしていれば、対象への 感じ方、受け取り方は変化します。Same River Twiceは南フランスの伝統的なスタイルを持ちつつ、それに尊敬と愛情を持った我々が、新しいフレッ シュで喜びを感じられる毎日飲めるワインを表現した作品です。』
(インポーター資料より)