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カトリーヌ・ベルナール ル・テレ 2021 / Catherine Bernard Le terret 2021
女性らしい果実味豊かでエレガントなスタイルの
カトリーヌ・ベルナールのワインたちから、
酸の中にある果実の旨味がたっぷり感じられる
ラングドックの古い白葡萄品種
テレ100%の超限定生産ワインが入荷。
非常に限られた生産のみされるテレ100%の白ワイン。
日本への入荷は60本のみという希少性の高い1本です。
ラングドックの著名な自然派生産者ドメーヌ・レオン・バラルの
ディディエ・バラル氏から譲り受けた畑で造られたテレは
本来、モノセパージュで使われることは珍しい品種です。
【テイスティング】
ビオ特有のアロマが最初に感じられます。
味わいは、軽やかな口当たりで旨味豊かな1本。
しっかりとした酸ながら旨味と厚みが綺麗にそなわっていることで親しみやすく、飲み心地の良い味わいです。酸の中にある果実の甘味があり、程よい複雑さと奥行き、優しいフルーティーさを感じるワインです。
【ペアリング】
ウスターソースとの絶妙な相性の良さを是非試してみて欲しい1本。
複雑味や果実味、さっぱりとした酸、類似した厚みなど、それぞれのもつ個性がとてもよく合います。
串カツや豚カツ、海老フライなど揚げ物にウスターソースを添えてペアリングを。
刺身醤油で食べる脂の乗った魚介(マグロの中トロ、トロなど)のお造りの食中酒としても。
産地:
フランス / ラングドック地方
品種:
テレ 100%
※テレ(Terrets):ラングドックの古い白葡萄品種。暖かい気候でも酸を保持することが出来る品種。テレ・ノワール、テレ・グリもある。
栽培:
一部「ビオディナミ」を実践する「ビオロジック」
醸造:
野生酵母
味わい:
白・辛口(ライトボディ)
【造り手について】
元ジャーナリストの肝っ玉母ちゃん、
フランスの全国紙「リベラシオン」のジャーナリストとして20年間活動していたカトリーヌ・ベルナールが、自然への回帰を熱望して始めたワイン造り。
2005年のファーストヴィンテージから始まって、10年以上、何人かの友人のカーヴの隅を借りてワイン造りをするヤドカリカーヴ生活を送ってきたカトリーヌ。たったひとりで畑仕事から醸造、子育てと八面六臂の生活を送ってきた彼女でしたが、2015年、長男二コラが研修を終え、ワイン造りに加わってくれることになり、ついに念願のカーヴを造りました。
「この15年で一番うれしいことだったわ!」もともとは、ロワール地方の「ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ」の産地、ナント市から少し大西洋寄りの場所で生まれ育ったカトリーヌは、ワインは好きだったものの、ブルゴーニュ以南のものは口にしたこともなかったとか。
ところが、仕事でモンペリエ特派員になり、沢山の情熱あふれる自然派ワインの生産者たちに触れ合ううちに、ラングドックの自然派ワインに興味を持ち、ジャーナリスト人生を180度切り替えて、ついには生産者になってしまったというから、もうその行動力たるや超パワフル。
ワイン造りをすると決めたら早速、モンペリエにある栽培・醸造学校に入学、2年間の勉強と研修をしつつ、よそ者に冷たいラングドックの田舎で畑購入の算段に走り回りました。2002年のことでした。
その間に同じジャーナリストだったご主人との離別もあって、まだ小学生だった二人の息子を抱えながらのシングルマザー生活もスタート!
一方でマキシム・マニョンやジャン・パティスト・セナなど、自然派の生産者らと交流、ナチュラルで土壌やぶどう自体を尊重する畑作業と醸造を学び、実践してきました。
今やモンペリエ周辺の自然派生産者の中では女性生産者としてすっかり実力派に。彼女の目指す「ラングドックらしい強さと同時に女性ならではのしなやかでなめらかなワイン」も確立してきています。
畑作業から醸造まで、悪戦苦闘しながらひとりで頑張る彼女を見て、最初は挨拶さえしてくれなかった地元の生産者たちも、今ではすっかり仲良しに。
マスコミでも、試飲でも高得点を取るワイン生産者として、また、本来のジャーナリストとして、ワインについての記事なども書き、話題になっています。
【カトリーヌ・ベルナールの畑】
モンペリエの北部に2002年に3haの地所を購入。2008年にも0.5hatを取得。2015年には白ブドウの畑も入手、借りている畑も含め、2018年現在、収穫できるのは4ha。
とはいえ、2019年初夏の熱波で畑が灼け、半分ほどの収穫に。それ以来、気候や土壌に関しても専門家と共に研究を始め、より良い環境作り、ぶどう栽培を目指すようになりました。
一部「ビオディナミ」を実践する「ビオロジック」農業。
除草剤や化学肥料は一切使いません。
【カトリーヌ・ベルナールのカーヴ】
良く熟したぶどうを野生酵母で発酵する「昔ながらの醸造方法」。「亜硫酸を使わない醸造」をしようとがんばる彼女は、ワイン造りを始めた当初、亜硫酸は欠かせないとテクニックに頼った醸造を指導するワインコンサルタントともめて契約を取り消してしまったほど。
これまでずっと「果実のみずみずしさが残るなめらかなワイン」を追求しています。
エコシステムと自身で言うパレットの壁でできた風通し抜群のカーヴができてからは、よりナチュラルに、自然の中でワイン造りをしています。
特に注意するのは発酵温度。最高23℃以下に抑えて粗く重たいワインにならないように気を配っています。
(インポーター資料より)