クリスチャン・ビネール グランクリュ ケフェルコフ17 / Christian Binner GC Kaefferkopf 2017
緑を帯びた黄金色、洋梨コンポートや白桃、ネクタリン、トロピカル
フルーツのアロマ、完熟した甘味を感じるアタックにたっぷりのエキ
ス感、奥行きのある味わいで旨味が増します。
産地:フランス / アルザス
品種:ゲヴュルツトラミネール主体リースリング ミュスカ(手摘み/平均40年)
栽培・認証:ビオディナミ/エコセール
土壌:花崗岩 砂利 炭酸塩砂岩
標高・向き:260 ~ 300m・南東
面積・収量:1.1ha・40hl/ha
発酵・熟成:
自生酵母
アッサンブラージュし空気圧式圧搾・垂直式圧搾
100年以上のフードルで24ヶ月間発酵・熟成
無濾過・無清澄
SO2:無添加 トータル:21mg/L
アルコール度:13%
村を囲むように6つの丘から成るグランクリュ·ケフェルコフの花崗岩·砂利·炭酸塩砂岩で育つゲヴュルツトラミネール·リースリング·ミュスカの3品種をプレス後、フードルで24 ヶ月発酵·熟成しました。
【造り手について】
アルザス地方のコルマールよりすぐ北のAmmerschwihrという村に位置するDomaine Binnerは1770年からワイン造りを行っている、非常に名門の家族です。
醸造に関しては農業本来の姿をモットーとして、無農薬を徹底し、SO2もほとんど使用しておりません。今でこそ無農薬のスタイルが見直されておりますが、お父様の時代には化学肥料がもてはやされた頃でした。その時代にもかたくなに一貫して無農薬の農業を続けました。まわりの人に変わっていると散々言われましたが、このスタイルを一貫して守り続けた造り主です。収穫も手で行っている為、家族だけで手入れが出来る11haの畑を大切に守っております。アルザスでは決して大きな造り主ではありませんが、先祖代々から大切に受け継がれた財産は、カーブの中1つとってもうかがえます。
まず古いヴィンテージのワインが数多くストックとして残っており、アイテムが多い為に各ストック場所がCaveの地図で管理されているのです。歩いていると偶然1955年のリースリングを発見、珍しいヴィンテージなので、譲ってくれないかと申し出たら瓶を見せてくれて、「目減りがすごいので譲りたいが残念ながら出来ない」と、品質に関する徹底した姿勢が伺えました(実際は大丈夫な程度なものですが...)。
Binner家のワインの味わいはウルトラ自然、一度飲んだら誰でも忘れることが出来ない程、印象的な香りと厚みとエレガンスを備えたスーパーワイン。看板商品です。アルザスリースリングと言えば、ビネールと言われる程、最近ではお陰様にも認知度もあがって参りました。こういうワインを扱わさせて頂く事に誇りを感じます。(新井順子)
(インポーター資料より)