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- ドメーヌ・ピニエ ジェ・ペ・エス 2023 / DOMAINE PIGNIER G.P.S 2023
ドメーヌ・ピニエ ジェ・ペ・エス 2023 / DOMAINE PIGNIER G.P.S 2023
使用されている葡萄品種である
ガメイ・ブラン(シャルドネ)Gamay Blanc、
プルサール Poulsard、
サヴァニャン Savagnin
頭文字を合わせて「G.P.S」というキュヴェ名を冠したワインです。
ドメーヌ・ピニエはディジョンより南東に約80キロのジュラ地方モンテギュ村に位置する生産者です。歴史は非常に古く、始まりは13世紀、カルトジオ修道会の修道士がこの地に葡萄畑と修道院を建設したことから始まります。その後1794年、フランス革命の後、修道士はこの地を去り、ピニエ家が葡萄畑とワイナリーとして使われていた修道院の建物を購入します。それから約200年間、世界大戦などの苦難を乗り切り葡萄栽培を続け、現在はマリー・フローレンス、アントワーヌ、ジャン・エティエンヌの3人でワイナリーを運営しております。
所有する畑は全部で15ha。1998年、ビオディナミの権威ピエール・マッソンの指導によりビオディナミでの栽培を開始し、2003年からはデメテールの認証も取得しております。
◆栽培特記事項◆
ドメーヌ・ピニエの畑は三畳紀由来の石灰質やコイパー(陶土と泥灰岩の混ざった土壌)砂礫や雲母質などが混ざり合った土壌で、標高は250~350mと、非常に葡萄栽培に適した環境にあります。畑仕事はすべてビオカレンダーに従い行っており、プレパラシオン(ビオディナミの調剤)は500番※と501番※を使い、またカモミールやイラクサ、牛蒡を煎じたハーブティを散布します。
※500番…雌牛の糞を雌牛の角に入れ、6ヶ月間土中に埋め堆肥になったもの。水で希釈し畑に撒くと、根に作用し土中深くに伸びるのを促進します。
※501番…石英や珪石等を砕き、水で練り合わせ土中に埋めたもの。水で希釈し畑に撒くと、茎や葉を刺激し光合成をよく行うようになり、良質な種子や果実が実ります。
ドメーヌ・ピニエはモンテギュ村で唯一のワイナリーであり、このテロワールを守るため、完全に自然と共存した栽培方法を採っています。
◆醸造特記事項◆
ワイナリーは畑と同時期に購入した築700年以上の修道院をそのまま使用しています。
畑との距離が近いため、収穫後迅速に醸造が行えます。
収穫は全て手作業、葡萄を傷つけないよう小さなかごに入れ運びます。選果は収穫時と収穫後の2度行い、完璧な果実のみ使用します。発酵には自然酵母のみを使い、発酵、瓶詰め時においてSO2は最小限の使用に留めております。
産地:
フランス / ジュラ
ブドウ品種:
ガメイ・ブラン(シャルドネ)40% プルサールとトルソー合わせて30% サヴァニャン20% その他13種の古代品種10%(プティ・ベクラン、アルガン、プルールサン、グーシュ、ソーヴィニョナーゼ、リニャン、レーズ、サシー、プルーリオン、ユマーニュ、アルテス、モンデューズ、トルソー・グリ)
※ガメイ・ブランとはシャルドネの古い呼称の一つです。
栽培:
ビオディナミ
醸造:
野生酵母のみを使いオーク樽にて発酵、
同容器内8ヶ月熟成。
醸造中、瓶詰め時共にSO2不使用。
アルコール度:
13.5%
味わい:
白辛口
完熟感のある柑橘系果実やパイナップル、林檎の蜜、白い花など膨よかな香り。口中でも熟れた洋梨やパイナップルなどの果実味が柔らかく感じられ、澄んだ酸味や綺麗なミネラル感と共にバランスよく広がります。舌に優しく染みこむ果実の旨味が余韻まで長く残ります。
毎年のようにギド・アシェットにてク・ド・クール(一目惚れ)賞を獲得しているドメーヌ・ピニエのkomojinoaお勧めの白ワインの一つです。
熟成感が深い上級キュヴェに比較すると非常にさらりと飲める親しみやすい飲み心地です。活き活きとした味わいから、余韻の長さまでバランスの良い美味しさを実感するキュヴェです。
※ドメーヌ・ピニエのお取り扱いワインは2種ございますので、
ご購入内容にお間違えのないようご注意くださいませ。