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フランソワ・ゴヌー ムルソー クロ・デ・メ・シャヴォー モノポール 2021 / François Gaunoux Meursault Clos des Meix Chavaux MONOPOLE 2
ゴヌー家25代目女性醸造家が辿り着いたムルソーの真髄
ぶどう本来の美味しさや滋味、ミネラルの塩味を
そのままワインの妙味とするために樽を一切使用しない
フランソワ・ゴヌーのステンレスタンク醸造のムルソー。
熟成のポテンシャルは、樽の力によってではなく、
大自然の力のみによって育まれる
元々のぶどうの質によって決まるという
信念によって生まれた美しいムルソーです。
【テイスティング】
花束のような芳香と柑橘のアロマ。フレッシュな採れたてのハチミツのようなコク、美しい酸とミネラルを特徴とする、洗練されたスタイルのワインです。
上質感を感じる綺麗な質量、品の良さが際立つ味わいです。
【ペアリング】
存在感があるものの、主張は穏やかで品のある味わいのムルソー。
同じく料理もまた、素材本来の旨味を生かして、味付けは落ち着いた濃すぎない料理と合わせてお楽しみいただきたいワインです。
どんな料理とも綺麗な立ち位置で寄り添ってくれるしなやかさを持ちますが、ワインと料理双方のバランスを意識してご堪能ください。
ペアリング例:マグロと新牛蒡の炊き物
マグロの旨味、新牛蒡の優しい滋味深さを生かして、控えめな味付けで炊いた一品と。上品に仕上げた和の料理、素材のもつ旨味と綺麗に寄り添ってくれます。
産地:
フランス /ブルゴーニュ地方
品種:
シャルドネ100%(平均樹齢40年のV.V.)
栽培・醸造:
3.47ha。石灰質主体の粘土石灰質土壌。
収量は10~35hl/ha。
ステンレスタンクで発酵後、16~18ヶ月間熟成。
味わい:
白・辛口
【造り手について】
「独創性の良さは新規さではない。それは誠実さである」
(トーマス・カーライル)
ぶどう栽培家としての歴史を16世紀まで遡ることができるポマール村の名家で、1957年に24代目フランソワ・ゴヌーが独立してムルソー村に移転し、ドメーヌを設立しました。
早1980年には他に先駆けて厳格なリュット・レゾネ栽培を開始するなどぶどう畑を誰よりも愛した人として知られ、1974年から2004年までの30年間、「コート・ドール栽培委員会」の委員長を務めてブルゴーニュ全体のぶどう栽培に多大なる貢献を果たしました。また、かつて戦友だったジャック・シラク元大統領との交友も有名で、ムルソー随一と謳われた彼の作品は、当時エリゼ宮で催された多数の晩餐会のテーブルを飾りました。
2000年に愛娘のクロディーヌが継承し、ブルゴーニュにおける女性醸造家の草分けとなりました。
「私は小さい頃からぶどう畑に魅了され、ぶどう畑で育ってきました。ムルソーやポマールといったこの辺り一帯の畑のぶどうは全部食べていましたので、父の育てたぶどうが一番美味しいことを子供ながらによく分かっていました。そして大人になってから、父の造るワインが父のぶどうそのものの美味しさに満ち溢れていることを実感しました」。
彼女が継承した当時、ムルソーは“樽の黄金時代”を迎えていました。
即ちぶどうを完熟前に収穫して酸を残し、多頻度のバトナージュによって樽由来のバター香などをたっぷりと取り込んだこってりとしたムルソーが、評論家の高得点を総ナメにしていました。また近隣の赤ワインについても、新樽比率や樽香といった要素が非常に重視されるようになっていました。
「私は樽の作用、樽がワインに与える影響について徹底的に調査し、研究し、実験を重ねました。そして、長年のリュット・レゾネ栽培によって土中深くに根を伸ばしたぶどう本来の美味しさや滋味、ミネラルの塩味をそのままワインの妙味とするためには、赤も白も、ぶどうを完熟させた上で、樽を一切使用しないことがベストであるという結論に達したのです」。
彼女が継承してから9年目の会得でした。
「また、樽の使用がワインの熟成のポテンシャルを向上させることはありません。熟成のポテンシャルは、大自然の力のみによって育まれる、もともとのぶどうの質によって決まります」。
その言葉通り、彼女は毎年一定数のワインを販売せずに貯蔵し、ドメーヌのカーヴで熟成させてから販売しています。そしてそのバックヴィンテージは、「ジョルジュ・ブラン」「ランブロワジー」「ルレ・ルイ13世」「プレニチュード・シュヴァル・ブラン」「レストラン・ケイ」「ギー・サヴォワ」「アピシウス」「ブルガリ」といったフランスのトップレストランで、最高のお料理とともに提供されています。
(インポーター資料より)