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イヴ・ジラール・マドゥー ヴェルデス 2019 / Yves Girard-Madoux Verdesse 2019
サヴォワとその西隣イーゼル県にかつて植えられており、
ごく一部の生産者によって復興が進められている
古代品種ヴェルデス100%の魅力ある白ワイン。
【テイスティング】
鼻に抜ける花のような芳香、完熟したグレープフルーツを思わせる濃厚な果実味とミネラル感が特徴です。
中程度に重みのあるボリューム感で、余韻まで続く柔らかなほの苦味が印象的。
酸は高くなく、柔らかな口当たりで、じんわりと旨味が感じられる滋味深さのある味わいです。
柔らかな香りと豊かな味わいとほの苦味に軸を置いて、春野菜の天ぷらなどとペアリングしたくなるワインです。
産地:フランス / サヴォワ地方
葡萄品種:ヴェルデス
栽培・醸造:
AOC Vin de Savoie。ヴェルデス100%。0.3ha。氷河砂岩質土壌。平均樹齢30年。ステンレスタンクで醸造。
味わい:白・辛口
【造り手について】
サヴォワ地方南部、「ヴァン・ド・サヴォワ」の17のクリュのひとつでもあるシニャン村にて1960年代にぶどう栽培を開始した家系で、1988年以降、4代目のイヴ・ジラール・マドゥーが運営しています。
2000年より、すべての畑で実質ビオロジックの厳格なリュット・レゾネ栽培を開始。「畑仕事をすればするほど、ワインは美味しくなる」というフィロソフィーのもと、イヴは1年の大半を畑で過ごしています。
手工業的に造られるワインには、造り手の人格が反映されます。いつも穏やかで笑みを絶やさず、地域の多くのヴィニュロンから慕われる彼のワインは、口当たりしなやかで、滋味溢れるもの。白眉であるたっぷりとしたミネラルも、刺激するのではなく、ふんわりと包み込んでくれるように心地よいものです。
51軒ものミシュラン星付きレストランを抱えるフランスきっての美食の地サヴォワにあって、彼のワインはシェフやソムリエたちを魅了し続け、また、評判を聞きつけたパリのソムリエたちからのラブコールにも応えて、多数のレストランやビストロのワインリストを飾っています。
そのため彼のワインは完売中のことが多く、輸出に至っては全生産量の5%ほどしかないのですが、フランスに決してひけをとらないわが国の美食にも大いに関心を持ってくれていますので、少しずつ、輸出量を増やしてくれることと思います。
(インポーター資料より)