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パスカル・クレマン サヴィニー・レ・ボーヌ・ブラン 2016/ Pascal Clément Savingy-lès-Beaune Blanc 2016
パスカル・クレマンの稀少なバックヴィンテージ。
洗練された酸がもたらす緊張感と果実味の豊かさ。
絶妙なバランスによる上品なスタイルと
満足度の高いクオリティを感じられるブルゴーニュ シャルドネです。
樽の風味と旨味の整った調和、
まだフレッシュさもありつつ、
奥行きや厚みが心地よく出てきていて
このクラスとしては十分な飲みごたえも感じる1本。
産地:フランス / ブルゴーニュ地方
葡萄品種:シャルドネ 100%
栽培における特記事項:
リュット・レゾネ栽培を実践している「プロフェッショナルな」栽培家達からぶどうで購入
醸造における特記事項:
除梗しない。天然酵母のみで発酵。バトナージュを行わない
味わい:白辛口
【造り手について】
大型の新世代ネゴシアンと称される造り手。
パスカル・クレマンはポマールのぶどう栽培家の家系出身ですが、相続する畑は持たなかったため、若くから志したワイン造りへの道を独力で切り拓くことになりました。
彼にとって僥倖だったのは、最初の勤務先が「コシュ・デュリ」であったこと。1990年から1994年までの4年間にわたって、当時の当主で「白ワインの神」と呼ばれたジャン・フランソワ・コシュ氏より直々に、ワイン造りの哲学と秘技を授かりました。
「必要なことには時間を惜しまず、納得できるまで行う。ヴィンテージごとの個性をじっくりと見極め、臨機応変に、かつ最良の方法で醸造する。醸造家としての僕のすべては、彼から学びました」(パスカル・クレマン)。
その後「メゾン・シャンソン」のカーヴ長(2001~2003ヴィンテージの白を醸造)、「ドメーヌ・ベルヴィル」の醸造長を務めた後の2011年、サヴィニー・レ・ボーヌ村に自身のメゾン「パスカル・クレマン」を設立しました。
「量よりも質にこだわるプロフェッショナルな栽培家たち」からぶどうを購入し、自身で醸造を行います。年間総生産数はファーストヴィンテージの2011年が17樽(1樽=約300本)、2012年50樽、2013年75樽・・・2016年が150樽です。創業初期より欧米各国の錚々たるインポーターが取り扱いを開始しており、また、フランスのレストランのオンリストも加速度的に増えているため、完全アロケーション状態が続いています。また、2015年にはサヴィニー・レ・ボーヌに念願の自社畑を取得しました。
尚、「コシュ・デュリ」との親密な関係は今日も続いており、退社してからも毎年、合計12本ものアソートメント・アロケーションをいただいているそうです。また、ジャン・フランソワ・コシュ氏の息子さんである現当主ラファエル・コシュとも刎頚の友で、様々な情報交換等を行っているそう。
(インポーター資料より)