ドメーヌ ペロ ロンゴ セレニテ ＡＯＰ コルス サルテーヌ 2021 / Domaine Pero Longo Sérénité AOP Corse Sarténe 2021

【テイスティングとペアリング】
 

非常にリッチで豊潤。

口の内側に滑らかに吸い付くような旨味の広がり方に心酔する、

ふくよかで美しいコルシカ島のヴェルメンティーノです。

ヴェルメンティーノらしいほの苦味や微かな塩味の残る余韻。

全体のふくよかさを美しく整える酸とミネラル。

飲むものを魅了するヴェルメンティーノです。

芳しい白い花の香りはあたかもヴィオニエのように華がありアロマティック。

ネガティブな要素なく、とても綺麗な仕上がりの白ワインです。

 

コクと旨味のある料理と好相性ですが、味付けはシンプルで素材を生かしたものがよく合います。クリーミーなものやバターやマヨネーズのようなコクよりも、豚や鶏肉など白身の肉の脂の旨みや野菜に出汁の効いた味付けの料理などと召し上がってみていただきたい白ワインです。

 

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産地：

フランス / コルシカ島

 

品種：

ヴェルメンティーノ100%

 

栽培：

ビオディナミ農法(デメテール認証有り)

 

醸造：

地下水脈が存在する為、斜面上部と比べて早熟な斜面下部のブドウを使用。手摘み収穫後、約 27°Cある 果実を 12°Cまで冷水チューブで冷やす(低温発酵するよりも香りが豊か)。空気圧搾機で圧搾。コンクリート製卵型タ ンクにて 17°Cで醗酵。約9カ月後に瓶詰。自然酵母発酵、ノンフィルター、清澄剤不使用。酸化防止剤として天然 の硫黄使用。収量 35hl/ha。

 

味わい：

白辛口（ミディアムボディ）

 

熟した洋梨などリッチなフルーツの味わいがあり、最後にかすかに塩味が残る。

白い花の香りも印象的。アルコ ール度数は高いが、感じさせない。

 

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【造り手について】

 

ドメーヌはコルシカ島南部のフィガリから車で30分のSerraggiaに所在。近くにLion de Roccapinaと呼ばれる、ライオンの形をした巨岩があり、観光名所となっている。現当主のピエール・リシャルム氏は2代目。

 

コルシカでは希少なビオディナミ生産者。ピエール氏がビオディナミに興味を持ったのはクロード・ブルギニヨン氏の講演が契機だった。2000年から始め、2003年に認証所得。プレパラシオンの500番、501番、504番の他、カモミールなどのハーブティーを使用。醸造は対流が自然に起きる卵型コンクリートタンクを、横に寝かせた状態で使う。その理由はそれが”自然”な形だから。SO2の代わりにイタリアから取り寄せた火山性の天然硫黄を使用している。

 

（インポーター資料）