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ピエール・アマデュー CDR(コート・デュ・ローヌ)ルルピエール 白 2020 / Pierre Amadieu Cotes du Rhone Roulepierre AOC, Blanc 2020
ブドウの潜在能力を最大限に引き出す巨匠
ジゴンタスの名を世界に知らしめた立役者ピエール・アマデュー
シャトーヌフ・デュ・パプの北東、ダンテル・ドゥ・モンミライユ産地の麓に位置するA.O.C.ジゴンダス。
2023年より、白ワインがA.O.C.を名乗ることが認められました。
今回ご紹介するのは、A.O.C.として白が認められるより以前にリリースされた2020ヴィンテージの白ワインです。
【テイスティング】
グルナッシュブランのハーブの香りや柔らかなコクのある果実味、
クレレットの優しいほの苦味、それぞれの葡萄の個性がとても心地よく補完し合いバランスのとれた味わいに仕上がっています。
どちらも酸が穏やかな品種なので、全体的に角がとれた温和な印象ではありますが、骨格は綺麗に引き締まり、味わいの綺麗に立っています。
長くはないものの、伸びやかな余韻も心地よく、優しい味わいの料理に寄り添いやすい印象のワインです。
日常の食卓に寄り添い、心ほぐれるようなひと時を与えてくれる気さくな美味しさと穏やかな心安さを感じるワインです。
【ペアリング】
ネギや生姜たっぷりのつみれの出汁のしみた優しい味に嬉しいバランス。
穏やかな味わい、優しい味付けのものにも良い食中酒となります。
また、洋食であれば、魚のグリルや牡蠣のソテーなどにも。
ワンプレートのような様々な個性のあるものが並ぶ料理にも、主張穏やかに寄り添ってくれる万能な1本です。
産地:
フランス /ローヌ
品種:
グルナッシュ・ブラン50%
クレレット 50%
(平均樹齢15年)
テロワール:
グルナッシュ・ブランもクレレットも石が多いやせた粘土石灰質土壌で栽培。
醸造:
100%除梗したブドウをステンレスタンクで7日間、16℃で発酵させる。シャプタリザションは行わない。マセレーションの期間は5日間。空気圧圧搾機で圧搾し、ステンレスタンクで4ヶ月間熟成。澱引きは行わない。清澄、ろ過後に瓶詰め。
味わい:白辛口
程よい重みがある桃とフローラルのアロマ。長く伸びやかで生き生きとした余韻。サービスは12℃で。
【造り手について】
ピエール・アマデューは、7haの畑からブドウ栽培をスタートし、ピエールはジゴンダスのボトリングを決意しました。彼はジゴンダス・ワインを法律的に定着させるため、あらゆる方面に直訴し尽力した、いわばアペラシオンのパイオニア的人物でもあります。
1950年、ダンテル・ドゥ・モンミライユ麓の中心にある小高い丘、標高160~400メートルに広がる137haの畑を購入。その面積はアペラシオン全体の10%以上の面積(下図の赤い破線囲み)を占め、ピエール・アマデューはジゴンダス最大のプライヴェート・ドメーヌとなりました。
その努力が実を結び、1971年、遂にジゴンタスはA.O.C.として認定(赤・ロゼのみ)。2023年に、白がA.O.C.として認められました。
すでに創設者ピエール・アマデューは他界しており、彼の片腕となっていた長男ジャン=ピエールも引退、次男のクロードとその妻ミュリエル、ジャン=ピエールの息子ピエールがドメーヌを守っています。クロードは自分のワインを醸造するために20年近く前にロマーヌの大改造に取りかかり、また、ブドウの実をつぶさずに発酵させるボージョレ方式を取り入れ、色の美しい、香り高い、喉ごしの良いワインを目指している。また、それぞれの品種の能力を最大限に引き出すことを考え、マセレーションの仕方や発酵終了時期も見極めています。
それぞれの品種の能力を最大限に引き出すことを考え、家族代々続けられてきた努力が見事に反映されたワインは魅力に溢れています。
今後さらにジゴンタスの代名詞になっていくだろう期待のやまないドメーヌです。
Amdieuとはラテン語で「神の愛するもの」の意。
神の愛するものによって造られたワインを是非ご堪能ください。
(インポーター資料より)