シャトー ・ベスイユ(テヴネ) ヴィレ・クレッセ 2016 / Ch.de Besseuil Vire Clesse 2016
長く門外不出であった
シャトー・ベスイユとして生み出したヴィレクレッセ
ドメーヌ・ド・ラ・ボングランの現当主であり、マコネーで最高の造り手と評される、“天才”ジャン・テヴネ氏。
彼の母方の家系にあたる「テット家」から、フェルマージュ(借り畑)で2002年に入手した畑からこのワインは造られており、「ボングラン」や「エミリアン・ジレ」のスタイルを、より親しみやすく楽しめるワインとなっています。
長く門外不出だったもう一つのワインであり、このワインはフランス国内では「レストラン専用ワイン」として販売され、一般市場には流通しません。少量のみ輸出される貴重な掘出し物です。
【シャトー・ベスイユのキュヴェについて】
Clessé村のシャトーホテルChâteau de Besseuil周辺の単一区画約3haの、フェルマージュ(定額小作制)契約。
80年代半ばからJean Thevenetとその家族によって耕作されている。
クリュ・マコネの中で最北、山間の平坦な土地にあるこの畑は、土壌の保湿性もあって良質のボトリティス菌(貴腐菌)が発生します。
栽培はビオロジック(認証取得)で、ぶどうが完熟または貴腐がつき始めるころまで収穫を待つ、テヴネならではのスタイル。
ブルゴーニュでは非常に珍しい貴腐のついたぶどうも一緒に仕込み、ほんのりと甘い風味を感じる伝統的な本来のスタイルのマコン(ヴィレ・クレッセ)を生み出しています。
2003年~2006年ヴィンテージまで瓶詰が完了しているものの「ボングラン」と同じくワインが美味しく飲める最適な熟成状態になるまで出荷されません。
【テイスティング】
トロピカルフルーツを想わせるリッチで華やかな香り。
たっぷりとした完熟果実の風味を、
しっかりとした骨格の丸みのある酸が支えています。
そして貴腐ぶどうの風味が味わいに奥深さと複雑味を与え、全体に美しいバランスと気品を備えたワインです。
産地:
フランス / ブルゴーニュ
土壌:
粘土質石灰土壌(白色泥灰土を含む)
ブドウ品種:
シャルドネ100%
平均樹齢:
60~80年
醸造:
自然酵母を使用し、低温(10℃~16℃)でできるだけ時間をかけて
(1年ほど)ゆっくりと発酵、7月頃からマロ発酵も同時におこります。
新樽は使用しません。オリとの接触面をふやすため、
横長のタンクで熟成。フードルで熟成したものとブレンド。
味わい:
白辛口(やや甘やかな味わいをもちます)
※別ページで販売しています「シャトー・ベスイユ ヴィレ・クレッセ ルヴルテ・エスプリ・ド・ベスイユ 2018」は、こちらのキュヴェの上位キュヴェとなります。
別商品となりますので、ご注意ください。