ドメーヌ・トロテロー カンシー 2022 / Domaine Trotereau Quincy 2022
ロワール地方のプイィ・フュメやサンセールに程近い小規模な生産地カンシーで造られる白ワイン。
鮮烈なミネラル感に、凝縮した果実と柔らかな酸が丸い印象を与えます。
爽やかで丸みのある酸味が印象的で、ふっくらと広がる旨味が心地の良いソーヴィニヨン・ブラン。
ブドウの個性に加え、石灰質の土壌の上を小石交じりの砂が覆っている独特な地質カンシーの土地ならではの、爽やかでいてエレガントな風味も表現されています。
産地:フランス / ロワール地方
原産地呼称等:AOC カンシー
品種:
ソーヴィニヨン・ブラン100%
栽培·醸造:
地質は石英を多く含む粘土石灰土壌。雑草を畑に生えさせて、完熟した最良の状態で葡萄を収穫します。
収穫量は40~50hl/ha。
収穫後 直ちにプレスし、低温で24時間おいて不純物を沈殿させてから、培養酵母を一切使わず17~20度を保ちアルコール発酵を行い、その後 シュールリーにて熟成します。ふくよかな果実味と心地よいミネラルが基調となるリッチな仕上がり。
■89Points(1999VT)--Robert Parker, Jr., The Wine Advocate
アルコール度:14度
味わい:
白·辛口
【造り手について】
ドメーヌ・トロテローはロワール河から少し離れたエリア、サンセールの南西に位置する、カンシー村にあります。カンシーの栽培面積は200ha弱と狭く、近隣のエリアと比較しても小規模なエリアです。アペラシオンの歴史は古く、14世紀には宮廷御用達となり、フランス国内でも多く親しまれ、1936年にAOC認定されました。同年に認定されたシャトーヌフ・デュ・パプと並びフランスでも有数の歴史を持つアペラシオンの一つとされています。そんなカンシーでも有数の作り手、ドメーヌ・トロテローの現在のオーナーは9代目のピエール・ラゴン氏。
所有する畑のうち、カンシーの畑は1988年の植樹、ヴィエイユ・ヴィーニュは1905年と1934年に植樹されたもの。枝の一部を土に埋めることで「子株」とし、元の株と切り離さないまま畑の栽培密度を保つという、ブルゴーニュの取り木法と同様の「マルコタージュ法」で仕立てます。
このような方法を取り入れることで、長い年月にわたりその種を守り育てていくことができるのです。正統派ロワールのソーヴィニヨン・ブランの造り手で、自然を尊重した農法で、環境負荷軽減への取組も行っている生産者です。
(インポーター資料より)





