ドメーヌ・アンヌ・グロ＆ジャン・ポール・トロラ・ヴェルメンティーノ 2021 / DOMAINE ANNE GROS & JEAN PAUL TOLLOT LA VERMENTINO 2021

ヴェルメンティーノの綺麗な酸とルーサンヌの果実味の絶妙なバランス感が存分に味わえる1本。

香りは丸みがあり、鼻に抜けつつ膨らむ柔らかで豊かなアロマに魅了されます。口に含むと、若木由来の葡萄とは思えない驚くほどの果実味。バランス感の美しい果実の旨味から始まる味わい高さ。余韻にほの苦味を感じつつ、ほんの少し甘やかな気配。余韻は静かに長い。味わいほどのボリューム感は余韻にはないが、口の中にじっくりと、静かに消えゆく気配がとても綺麗で、心地よい。
全体的に酸は中程度で高くなく、全体的に落ち着いた印象もあり、お勧めしたい1本です。

例えば、サーモンのお造り、サーモンのマリネと試す。

主張のある香りと味わいのあるサーモンにとても綺麗に寄り添える。

ヴェルメンティーノとルーサンヌの絶妙なバランスの上に成り立つとても素敵な出会いに感謝したくなる1本。

産地：フランス / ラングドック地方

品種：

ヴェルメンティーノ77％ルーサンヌ23％

栽培·醸造：

樹齢3年。ステンレスタンク発酵、フレンチオークバリックにて13～14ヶ月熟成。

味わい：

白·辛口

緑がかった黄金色。丸みのある白い果実、フェンネルやカモミール、ワサビの香り。若い葡萄の樹からできたとは思えないほど、綺麗な酸と果実味が味わえるワインに仕上がりました。

【造り手について】

ドメーヌ·アンヌ·グロ＆ジャン·ポール·トロは、ブルゴーニュ屈指の名手として知られる、アンヌ・グロとその夫であるトロ・ボーのジャン・ポール・トロがラングドックにて手掛けるワイナリーです。2人はそれぞれの親からドメーヌを引き継いで仕事を行っておりましたが、お互いの知識や経験を活かしたワイン造りをゼロから行いたいという思いを持ち始め、ブルゴーニュから500km以上も離れたラングドックにてワイン造りを始めました。

ワイナリーが位置するのは、ラングドック最大級の葡萄畑が広がるミネルヴォワ。その最北東部にて葡萄栽培を行っています。

モンターニュ·ノワールの麓、標高220mとミネルヴォワで最も高い位置にある畑は、アンヌ・グロにはなじみ深いヴォーヌ・ロマネ村と同じ標高。高い標高で気温が涼しい為、ミネルヴォワの中でもゆっくり熟成するのが特徴で、フレッシュな香りが際立ち、タンニンも柔らかく仕上がります。また、土壌は主に石灰岩質で表面に白い石が転がっており、太陽の光や熱が表面の石に反射して間接的に葡萄のを温めることができ、気温は涼しいながらも果実の成熟を促します。

栽培はブルゴーニュでの栽培方法と同じリュット·レゾネを採用し、畑を健康に保つため、収量制限をしっかりと行います。全て手摘みで収穫、100%除梗の後、野生酵母を用いて発酵を行い、キュヴェごとにステンレスタンクと樽を使い分けて熟成します。樽はブルゴーニュでよく使用されているタイプのものと同じものを使用しており、区画ごとに醸造したワインを瓶詰め前にブレンドします。

ラングドックらしい豊富な日照量による凝縮感のある果実味とブルゴーニュで培ったワイン造りの経験、知識を取り入れラングドックにありながら、ブルゴーニュのような綺麗で繊細なワインを造り上げます。

（インポーター資料より）