ドメーヌ・ド・レキュ キュヴェ クラシック 2022 / Domaine de l’Ecu Cuvee Classique 2022
ビオディナミの象徴的存在が生み出すピュアなムロン・ド・ブルゴーニュ
柑橘系の果実を想像させる豊かな果実味に、土地の味わいをそのまま表現したようなミネラル感、キレ味の良い酸味のバランスが見事。従来のミュスカデのイメージを変える複雑な味わいの素晴らしいワイン。
【テイスティング】
シュール・リーの期間を敢えて短くすることによりムロン・ド・ブルゴーニュそのものの持つピュアで清らかな味わい高さを存分に引き出した1本。ムロン・ド・ブルゴーニュが本来もつ、フレッシュな果実味と心地の良い酸味のバランスが、シュール・リーの旨味や独特の風味に隠れることなく真っ直ぐに感じられます。葡萄のもつ背景、葡萄そのもののもつ力へそっと想いを馳せたくなるような綺麗な味わいです。
⽣産地 :ロワール
ブレンド :ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)100%
栽培:ビオディナミ
オーガニック・認証機関:デメテール、EUオーガニック認証
【生産者について】
ドメーヌ・ド・レキュはレ・ヴュー・ド・ヴァン・ド・フランスの年鑑で「ビオディナミの象徴的な存在」と表現されるギィ・ボサールで有名なドメーヌ。
土地のミネラルをワインに表現したい、もっとピュアなワインを生み出したい、そして環境にも配慮したいという思いから、1972年からオーガニックによるブドウ栽培を開始。1992年からビオディナミに転換し、ニコラ・ジョリーやマルク・アンジェリーなどと共にロワールのビオディナミを牽引してきた。
ギィ・ボサールとの出会いは2003年の11月にシャンパーニュのジャック・セロスを訪れた時、アンセルム・セロスが「凄いミュスカデの生産者がいる。 彼のミュスカデはミュスカデの常識を遥かに超えたワインだ。」の一言から始まる。
太い眉、大きな手、全身からみなぎるエネルギー、そしてワイン造りへの情熱。 ギィ・ボサールは正にビオディナミの象徴的な存在。ルロワのマダム・ビーズとも親交があり多くの助言を与えるなど、土地の持つ味わいを掬い取った、石清水のようなそのワインは多くの造り手達に影響を与え続けてきた。
2012年、ギィの意志を受け継ぐフレデリック・ニジエ・ヴァン・エルクがドメーヌに入り、2015年からドメーヌは完全に引き継がれた。ギィの意志をしっかりと受け継ぎ大切にしながらも、彼の信じるワイン造りに邁進し、新たなワインを生み出している。 新制ドメーヌ・ド・レキュの更なる進化が期待される。
(インポーター資料)



