ドメーヌ フランソワ・シデーヌ モンルイ・シュール・ロワール レ・チュフォ(ドミセック)2020
Domaine Francois Chidaine Montlouis sur Loire Les Tuffeaux (Demi-Sec)2020
リンゴや黄桃やアプリコット等思わせる美しい果実味、ミネラルと酸味のバランスがとれた味わい。口当りは果実の甘さを感じるもののフィニッシュはドライ。粘性が高く重量感も感じられる。
【テイスティング】
透明感のある柔らかい白ワイン。抜栓後、徐々に現れる芳醇な香り、繊細な爽やかさ。フルーティーで余韻にほのかな酸味が感じられ、良いバランスを保っている。
⽣産地 :ロワール地方(AOC:モンルイ・シュール・ロワール)
品種:シュナン・ブラン100%
栽培・収穫方法:手摘み / ビオディナミ
オーガニック認証機関:BIODYVIN 認定
土壌:石灰粘土質
醸造・熟成工程:手摘み収穫されたブドウは空圧式プレスで圧搾し620Lの木樽(デミ・ミュイ)に移され自生酵母にて6ヶ月間アルコール発酵。マロラクティック発酵は行わない。同じ木樽で澱と共に6ヶ月~8ヶ月間熟成。
アルコール度数:14.5%
味わい:白・半辛口
【生産者について】
フランソワ・シデーヌ
「フランソワは首まで土の中に埋まっているよ」フランソワを知る作り手たちは彼をこう表現する。白亜の石灰岩を底土に持つ畑の特徴を如何にワインに表現するか、フランソワは土と格闘した結果、ビオディナミを実践するに至る。
フランソワ・シデーヌはモンルイ・シュール・ロワール(20ha)、ヴーヴレ(10ha)そしてトゥーレーヌに(7ha)合わせてロワールに37haのブドウ園を持つ生産者。1989年、フランソワはドメーヌでの仕事を開始し1992年からビオロジックを導入、そして1999年からはビオディナミによるブドウ栽培に転換していった。
年産1万ケースの殆どはシュナン・ブランを使った白ワイン。得意の辛口(セック)から中甘口のドミセック、甘口のモアルー、スパークリングワインまで幅広く生産している。果実味、美しい酸味、ミネラル感、味わいが見事にまとまり堂々として、モンルイやヴーヴレの従来のイメージを覆すできである。そして独特な透明感がフランソワのワインであることを主張している。
ロワールの白ワインを代表する造り手
彼のワインはフランスのワインガイド「レ・メイユール・ド・ヴァン・ド・フランス」に於いてフランスのトップ生産者と並びトップランクの3ツ星付きの評価を得ている。またモンルイだけでなく、全ロワールの白ワインを代表する造り手であり、多くの生産者より敬慕され、また影響を与え続けている生産者である。
2012年、13年と続く雹害に苦しむ中、アンセルム・セロスを始め芸術的なワインを生み出す友人たちがクリスティーズでシデーヌ救済のチャリティーを行う等、生産者の中にも彼のワインの信奉者は数多い。
(インポーター資料)



