マルセル・ダイス ラルシュ NV / Marcel Deis L’Arche NV
フランス国立農業研究所のヴァッセル実験農場に保存されている世界50ヵ国約4000品種のうち、150年前までアルザスで栽培されていた約60品種をダイスの手で今に蘇らせた作品で、年々のブレンドによって白ワインまたはオレンジワインになります。
作品名の「ラルシュ」は「ノアの方舟」のことで、多種の動物を方舟に乗せて避難させたエピソードを、多種のぶどう品種の保存に重ね合わせたものです。
とても複雑で芳醇、そして特別な1本です。
⽣産地 :Vin de France(アルザス地方)
栽培:グラン・クリュ・アルテンベルグ・ド・ベルグハイムに2012年に混植。0.3ha。収量は20hl/ha。
醸造:現在販売中のものは2022年産50%、2023年産50%のブレンドで、2022年産はステンレスタンクで発酵、熟成。2023年産をステンレスタンクで発酵後、
2022年産をブレンドして10ヶ月間熟成させました。
品種:150年前までアルザスで栽培されていた約60品種
味わい:オレンジワイン・辛口
【生産者について】
現代アルザスワインの頂点に君臨する、信念と革新の生産者。
1744年から続くダイス家は、フランス·アルザス地方コルマール市の7km北方、ベルクハイム村に位置しています。
1945年に故マルセル·ダイス氏がワイナリーを設立。その後息子アンドレ·ダイス氏を経て、3代目である現当主ジャン·ミシェル·ダイス氏に継承。創業当時約12haだった所有面積は、現在9つの村に220区画、合計26haの斜面畑を所有するほどに拡大しています。
ワイン造りの基本哲学は、ブドウ品種、ヴィンテージ、テロワールという3要素それぞれの特徴や個性をバランス良くワインに表わすこと。
そのために重要視している代表的な手法の一つが混植です。1本のリースリング種の隣にピノ·グリの樹が、その隣にミュスカの樹があるという栽培方法。
通常、品種によって成熟のスピードや収穫の時期も異なりますが、ダイスの混植では全ての品種が同じスピードで成熟し、完熟を迎え、同時期に収穫。
これにより土地ごとの特性が最大限に表現されたワインが造られます。また、 1997年からはビオディナミを採用。土壌が活性化するため、土地の特徴がよく出た、元気で健康的なブドウが実ります。
(インポーター資料)



