ボランジェ ピー・エヌ ヴィ・ゼッド 19 / Bollinger PN VZ19
唯一無二なピノ・ノワールへのビジョン
ピノ・ノワールはボランジェスタイルの重要な柱の 1 つであり、メゾンはこのブドウ品種でその名声を築いてきました。 PN のキュヴェは、シャンパーニュにおけるピノ・ ノワールの多種多様なスタイルと由来を探求したものです。PN はメゾンの伝統を継承し、伝説的なボランジェスタイルを肯定するものであると同時に、毎年自らを再発見するワインでもあります。このようにして、新しいヴィンテージごとにメゾン・ボランジェのブドウ畑とワイン造りの職人技の新たな解釈としてリリースされるのです。
⽣産地 : シャンパーニュ
(メイン産地: ヴェルズネイ(Verzenay) その他のクリュ: アイ(Aÿ)、アヴネイ(Avenay)、ルーヴォア(Louvois)、ミュティニー(Mutigny)、トーシエール(Tauxière) )
品種:ピノ・ノワール100%(ブラン・ド・ノワール)
ベースワイン: 2019 年 使用している最も古いヴィンテージ: 2009 年 一番搾りのみを使用
醸造:伝統製法を用いて瓶内二次熟成を行う。シャンパーニュAOP の法規制で定められた2 倍以上の贅沢な時間をかけて熟成を促す。
ドサージュ:ブリュット、6g/L
繊細かつ複雑
外観: 明るい金色
香り: 非常に表情豊かで、赤い果実やトロピカルフルーツの香りがあります。繊細で幻想的な香りが完璧に調和し、さまざまな世界観が感じ取れます。
味わい: 口に含むと白い果実や柑橘類の果実味が感じられ、グラニースミス(リンゴ)の酸味と肉厚のツルコケモモ、生き生きとしたブラッドオレンジの風味が融合します。しなやかでシルキーな口当たりが、よりエレガントなワインに仕上げます。フィニッシュには塩味のタッチがあり、この新しいキュヴェに最後の華やかさを加えます。
PN VZ19 は、シャンパーニュが思い描くピノ・ノワールのさまざまな表現を求めるワイン愛好家にお楽しみいただけるワインです。 PN VZ19 は、その独特のスタイルと香りを際立たせるために10 ~ 11 ℃で提供することをお勧めします。このワインはすぐに楽しむことも、セラーにてさらに熟成させることも可能です。
ペアリング
前菜: 鯛のセビーチェ、ライムとマンゴーを添えて
メイン: トリプルスパイスの子牛肉と桃の煮込み
デザート: レモンメレンゲパイ
【生産者について】
受け継がれる情熱と誠実なワイン造り
「We Are Bolly Family」がモットー。創業1829 年よりピノ・ノワールの聖地、シャンパーニュ地方・アイ村で家族経営を続けるグランメゾン、シャンパーニュ・ボランジェ。職人の手による伝統製法で支えられたクラフトマンシップに裏打ちされたエレガントで質の高いワイン造りには定評があります。
創業以来、今でも木樽発酵を行っている数少ないメゾンのひとつ。一貫したスタイルと安定した品質により、ミシュラン星付きレストランのシェフやソムリエなど、食のプロフェッショナルに高い評価を受け、ワイン愛好家なら知らない人はいないと言われるほどの熱い支持を得ています。
特にメゾンのスタイルが体現され、ノン・ヴィンテージ枠を超えたと賞賛される代表作、“ スペシャル・キュヴェ” は世界中のBolly Lovers から愛され続ける逸品。伝統を重んじながら、斬新かつ革新的な発想を絶えず持つことで、温故知新のバランス感覚に長けているのも見逃せないポイントです。
1884 年には当時のヴィクトリア女王より、英国王室への納入を許される「Royal Warrant」の授与を受けます。以来、140 年に渡り、メゾンはこの栄誉を守り続け、今日も英国王室への納入を続けています。
また、メゾンを語る上で欠かせない人物がマダム・エリザベス・リリー・ボランジェ。シャンパーニュ地方を代表する女傑のひとりとして、歴史的にも語り継がれる彼女の功績はメゾンにとって大切なレガシーです。3 代目当主、夫ジャック・ボランジェの死後、世界の混乱期にあたる1941 年~ 71 年の30 年間、メゾンを第二次世界大戦の騒乱より守り抜き、戦後はシャンパーニュの普及に尽力します。1967 年にはメゾンの哲学が存分に込められた不朽の名作、スーパープレステージシャンパーニュの「R.D.」を世に送り出し、現在もなおマダム・リリーの誠実な思いは受け継がれています。
映画007 シリーズとの紳士協定による信頼関係が始まったのは、1973 年、シリーズ第8 作目「死ぬのは奴らだ」より。以後、全15 作品に渡り、「ジェームズ・ボンドが愛飲するシャンパーニュ」としての地位を確立しています。
<栽培>
世界遺産としても名高いシャンパーニュ地方に180ha もの自社畑を保有し、生産に必要なぶどうの多くを伝統的生産地として知られるマルヌ県に点在するグラン・クリュとプルミエ・クリュを主とする自社畑から供給しています。
上質なワイン造りへの情熱と高い専門性を次世代につなぐ、サステナブルな環境づくりにも注力しています。2012 年、フランス農業省・食糧省が定める環境価値重視認定 HVE (High Environmental Value) を、シャンパーニュメゾンとしてフランス国内初の認証を受けます。さらに2014 年、Sustainable Viticulture in Champagne「シャンパーニュの持続可能なぶどう栽培」の認証を受けます。この栄誉もフランス国内初として知られることとなり、メゾンの環境保護への取り組みが先進的であることを示す事案となりました。
<醸造>
黒ブドウ、ピノ・ノワールがアッサンブラージュのベースです。どのキュヴェにも60%以上の割合で主体となり、深み、複雑性、力強さをもたらします。樫樽を用いて発酵を促すのも特筆すべき点です。ボランジェではリザーヴワインをクリュ別、ヴィンテージ別にマグナムボトルで5 ~ 12 年寝かせて熟成させ、アッサンブラージュの際に、5 ~ 10%の割合で最新ヴィンテージとその前の年の収穫から造られたワインに加えられます。
「贅沢な時間」をかけて長期熟成を行うのもメゾンならではです。ノンヴィンテージのキュヴェは3 年、ヴィンテージは最低5 年、「R.D.」は8 年かそれ以上の手間をかけて、熟成を促します。
辛口の味わいが特徴的なボランジェ。ドザージュは少量のみに控えます。デゴルジュマン後、3 ヶ月間休ませ飲み頃になったワインだけを出荷します。
(インポーター資料)

