クロフォルネリ ステラローズ白2019 / Clos Fornelli “Stella Rosé” Blanc 2019
「大地の厚みと海風の余韻が重なる、コルシカの力強き白」
地中海に浮かぶコルシカ島南部、標高のある山並みと海風が交わる場所に佇むドメーヌ、クロ・フォルネリ。
その白ワイン「ステラローズ 2019」は、コルシカで育つヴェルメンティーノの力強さと、島の自然が宿すミネラルを、樽発酵・樽熟成によって豊かに引き出した一本です。
グラスに注ぐと、白桃や洋梨の熟した果実、ほんのりバニラやアーモンドの香りがゆっくり立ちのぼり、海辺の塩気を思わせるミネラルが奥行きを添えていきます。
口に含めば、しなやかな厚みに包まれた果実味と、芯の通った酸が美しいバランスで寄り添い、コルシカらしい“海のミネラル”が味わいをぐっと引き締めます。
余韻には、心地よいほろ苦さと潮風のニュアンスが静かに残り、飲むほどに島の風景が広がるよう。
力強さとエレガンスが共存する、まさに**“上質カジュアル”を体現するコルシカ白**。
料理との相性も幅広く、日常の食卓をそっと華やかにしてくれます。
<< ステラ・ローズ>>
コルシカ島の美しい自然の中で生まれたステラ・ローズは愛娘のように大切に可愛がられ、限られた生産量のみ造られる特別なワイン。ステラはラテン語で星を、ローズはバラを意味します。ラベルに描かれたバラの花がテーブルを華やかに演出する、クロ・フォルネリが手がける極上のコルスワインです。
【おすすめのペアリング】
・ローストポーク
ローストポークのじんわり広がる豚の脂の旨みと、表面を焼き付けた香ばしいロースト香が、ステラローズ白2019の厚みある果実味と伸びやかな酸、そしてコルシカ由来のミネラルと美しく調和し、後味を軽やかに仕上げてくれます。
・帆立とほうれん草のクリーム煮
クリーミーなコクを果実味が支え、ミネラルが後味を軽やかに整えてくれます。
・里芋の白味噌バター和え
白味噌の甘旨さと樽のニュアンスが共鳴し、里芋のねっとり感に酸が心地よい切れ味をもたらす好ペア。
・サーモンのグリル ハーブ添え
サーモンの脂と果実の厚みが合い、ハーブの香りがワインの風味を引き立てます。
・アクアパッツァ
海のミネラル感同士が響き合い、塩味と旨味が味わいをより立体的に。
生産地:コルシカ
葡萄品種:ヴェルメンティーノ100%
醸造:
樽発酵・樽熟成。前半はステンレスタンク、後半はブルゴーニュ産の600 リットル容量の樽(ルソー社製)で野⽣酵⺟のみでアルコール発酵。その後、同じ樽でシュール・リー熟成を10 ヶ月間。フローラル、バター、メントールの複雑な香り。フレッシュさと非常に上品なマティエールが感じられ、ヴェルメンティーノの複雑なアロマが⻑く続く。
【生産者について】
コルシカ島東岸・ラ・カステッラ地区に拠点を置くクロ・フォルネリは、地中海の光と海風に包まれた、家族経営の小さなドメーヌです。古くは農耕と牧畜が営まれた土地で、近くには薪窯(フォルネリ)の跡が点在し、地名の由来にもなっています。その歴史を受け継ぐように、ぶどう畑は今も素朴な自然と共にあり、砂質と沖積土が混ざる軽やかな土壌と、常に吹き抜ける海風が、ワインに柔らかな塩気と透明感をもたらします。
現当主はコルシカ島の土着品種の魅力を最大限に引き出し、“コルシカらしさ”を丁寧に表現するため、化学的介入を最小限に抑え、健全な果実を尊重する醸造を貫いています。
樽発酵・樽熟成も、決して力強さを求めるためではなく、ぶどうの個性を立体的に引き出すための繊細なアプローチ。地元品種ヴェルメンティーノやスキアッカレッロの魅力を伸ばし、島の風景や空気をそのまま瓶に閉じ込めるようなワインを目指しています。素朴でありながら洗練された、コルシカの“静かな熱”を感じさせる造り手です。
(インポーター資料)
