デュペレ・バレラ ノワット・ブラン 2024 / DUPERE BARRERA NOWAT BLANC 2024
「南仏の風と熟した果実が溶け合った、フレッシュでありながら骨格のある白」
グラスに注いだ瞬間、爽やかに鼻先をくすぐる香りが立ち上がる。澄んだ印象の奥に、どこか海に近い気配――地中海の風を思わせる塩気と、わずかな湿度を含んだ重さが静かに潜んでいる。洋梨や白桃、完熟した林檎を思わせる果実香は決して前に出過ぎることなく、硬質なミネラルと溶け合いながら、落ち着いた輪郭を描く。
口に含むと、液体はとろりとした質感を帯び、太さを感じさせる酸が中盤へと導く。フレッシュでありながら、そこには果実の厚みがあり、味わいは舌の下へと静かに沈み込む。やがて旨みへと姿を変え、ほのかな苦みが輪郭を与えながら、味わいは一度中央に留まり、そこから穏やかに全体へ広がっていく。
余韻は長く、中心から横へと静かに伸び、澄んだ果実味とミネラルが互いを支え合うように収束する。爽やかさの中に確かな骨格を持ち、優しさと緊張感が同居する一本。
NOWAT BLANC 2024 は、南仏の光と風、その静かな深度を映し取った白ワインだと感じさせるワインです。
生産地:プロヴァンス
葡萄品種:ロール(ヴェルメンティーノ)50% ユニ・ブラン(トレッビアーノ)35% ソーヴィニヨン・ブラン15%
醸造:ステンレスタンクにて野生酵母のみを使い発酵、同容器内 6ヶ月シュール・リー熟成。無濾過、無清澄にて瓶詰め。
スタイル:白・辛口
光沢のある鮮やかなペールイエローの外観。洋梨や完熟した林檎、桃などの芳醇な果実香に硬質なミネラルのニュアンス。口中ではフレッシュな酸と澄んだミネラル感が広がり、落ち着きのある優しい果実味が舌に長く残ります。(インポーターコメント)
温度:8~10℃(冷やしすぎない)
グラス:少し丸みのある白ワイングラスがお勧めです
→ とろりとした質感と、湿度感のある香りがきれいに立ちます
【生産者について】
デュペレ・バレラは、**フランス南部プロヴァンスを拠点に活動する夫妻のワイン生産者(ネゴシアン & 醸造家)**です。カナダ出身のエマニュエル・デュペレとフランス人のローラン・バレラが2000年前後に創業し、「果実味をいかに純粋に表現するか」を最優先に据えたワイン造りを続けています。その哲学は、機械やポンプを使わず、手作業を尊ぶ伝統的なアプローチにも表れています。
夫妻はプロヴァンスやラングドック=ルーション、コート・デュ・ローヌなど広いエリアから葡萄を厳選し、自身の名を冠した多彩なラインナップを生み出しています。代表的なシリーズには、「NOWAT」や「En Caractère」などがあり、白・ロゼ・赤と幅広いスタイルで、土地ごとの個性を素直に映し出す味わいが特徴です。
また、夫妻は一時期「Clos de la Procure」と呼ばれる自社畑も所有し、AOCコート・ド・プロヴァンスに根ざしたワイン造りも手がけていました。土壌や気候から生まれるテロワールの奥行きと果実味を大切にしながら、丁寧な醸造とオーガニックへの取り組みを続ける姿勢が、ワイン愛好家から高い評価を受けています。
◎電気を使わず造る“ノワット製法”
ワイン造りにおいて、電気機械を一切使わず古い伝統にのっとって造る事から【No=使わない、Wat=電気】と名付けられました。この方法の最大のメリットは抽出を強く行い過ぎずに優しいタンニンを得ながらも、満足のいく濃さが得られる事です。
<収獲>
葡萄の熟度を見極めながら何回にもわけて手摘みで収穫が行われます。
<除梗・選果>
完璧な味わいを造る為に、キレイな葡萄の実を一粒一粒選別し、ワインに雑味が出ないように丁寧に手作業で果梗を取り除きます。
<破砕・圧搾>
葡萄の破砕、圧搾の作業も機械のなかった時代は、足で行っておりました。当然‘Nowat’はその伝統に従い機械は使わず足で行います。足で行う事によりタンニンの質感が柔らかくなります。
(インポーター資料)
