シャトー・ブカリュ ギャグ・ブロー 2024 / Château Boucarut Gag Blau 2024
グラスに注ぐと、白桃やアプリコット、熟した洋梨を思わせる芳醇な果実香に、白い花やアーモンドのニュアンスが重なります。口に含んだ瞬間は、果実の甘やかさを感じるほどふくらみのある印象。しかし中盤からは酸とミネラル感が現れ、味わいは次第に引き締まり、後味は驚くほどドライに収束していきます。
ヴィオニエ由来の豊かな果実味と、ルーサンヌがもたらす繊細さとほのかな苦みが美しく調和し、重さを感じさせないバランス。余韻には塩味とハーブの気配が静かに残り、食事と合わせてこそ魅力が際立つ一本です。
生産地:ローヌ(IGP Coteaux du Pont du Gard)
葡萄品種:ヴィオニエ50%、ルーサンヌ50%のブレンド
栽培・醸造:合計1ha。砂質土壌。平均樹齢35年のVV。収量は60hl/ha。ステンレスタンクで発酵後、6ヶ月間熟成。SO2は不使用。
作品名の「Gag Blau」はプロヴァンス語で、ラベルにも描かれている鳥「ロリエ・デューロップ」(ニシブッポウソウ)のこと。毎年この地を訪れる、美しい渡り鳥。それは、餌となる昆虫が豊富に存在するからであり、この地のバランスのとれた生物多様性の証でもあることからエチケットに描かれています。
スタイル:白・辛口
【生産者について】
シャトーヌフ・デュ・パプ村とリラック村に挟まれたロックモール村に、1758年に建立されたシャトー・ブカリュ。礼拝堂を併設するこのシャトーは、かつて聖職者によって運営されていました。1992年、スペインで弁護士として働いていたラモン・レアル・アラゴンシージョ夫妻は、旅先で出会ったこの地の自然と風土に心を奪われ移住を決意。荒廃していたシャトーを購入し、ぶどう栽培を再興するとともに、礼拝堂を地域のコンサートや演劇に開放し、文化の復興にも尽力してきました。
2017年には娘サスキア・ゴツィーと夫モーリスが帰郷し、ドメーヌを継承。初年度から全畑でビオロジック栽培を開始し、2020年には「Vin méthode Nature」に加盟。SO2を一切使用せず、清潔な環境下で、清麗さと美味しさを追求したナチュラルワイン造りを行っています。
(インポーター資料)
