クレテ・シャンベルラン アロマネソンス TDN 1.114
114年の歳月が生む、オジェの白亜を映したシャルドネ。
■ 味わい
白い花やレモンピール、柑橘の果皮を思わせる香りに、熟した白桃やほのかな蜜のニュアンス。口に含むと驚くほど緻密なミネラルが広がり、オジェらしい白亜質の緊張感が味わいを貫きます。樹齢100年を超える古樹由来の深みと凝縮感を備えながらも、重厚さよりは精密さが際立つスタイル。塩味を帯びた長い余韻が続き、時間とともにさらに複雑な表情を見せてくれます。
■ このワインの魅力
クレテ・シャンベルランは、1683年から続く栽培家系の歴史を受け継ぐブランディーヌとマチュー・クレテ兄妹が率いるグローワー・シャンパーニュです。区画ごとの個性を徹底して表現することを信条とし、多数の区画を個別醸造しています。
「TDN 1.114」は、オジェ・グラン・クリュの区画Terre de Noëlに植わる114年樹のシャルドネから生まれた特別なキュヴェ。
収量は極めて少なく、使用するのは初搾り果汁のみ。
マロラクティック発酵は行わず、9ヶ月の樽熟成と6年以上の瓶熟成を経てリリースされます。
このワインが表現しているのは華やかさではありません。
白亜質土壌がもたらす張り詰めたミネラルと、古樹だけが持つ静かな深み。
シャンパーニュでありながら、どこかグラン・クリュ・ブルゴーニュを思わせるような知的な構成美を備えています。
■ 生産者について
クレテ・シャンベルランは、コート・デ・ブランとヴァレ・ド・ラ・マルヌに約8haの畑を所有する家族経営のレコルタン・マニピュラン。区画ごとの個性を尊重し、88もの区画を個別に醸造することで、それぞれのテロワールを忠実に表現しています。近年はグローワー・シャンパーニュ愛好家から高い注目を集める新世代の生産者です。
