ティボー・ブーディニョン アンジュー・ブラン 2024 / Thibaud Boudignon 2024 Anjou Blanc
ロワール最高峰と称される造り手が描く、シュナン・ブランの純粋美。圧倒的な透明感と緊張感を湛えたアンジュー。
■ 詳細
生産者: ティボー・ブーディニョン
産地: ロワール地方 アンジュー
品種: シュナン・ブラン100%
タイプ: 白・辛口
醸造: 手摘み収穫。バリックで発酵後、228L樽(新樽25%)で8ヶ月熟成。その後ステンレスタンクで3ヶ月熟成。
■ 味わい
完熟したリンゴやレモン、ライム、白い花を思わせる端正なアロマ。口に含むと、豊かな果実の凝縮感が広がる一方で、張りのある酸と研ぎ澄まされたミネラルが全体を美しく引き締めます。厚みがありながら重たさはなく、柑橘の爽やかさと塩味を帯びたミネラルが余韻まで伸びやかに続く、精緻で気品ある味わいです。
■ このワインの魅力
ティボー・ブーディニョンは、アンジューのシュナン・ブランが持つポテンシャルを世界へ知らしめた立役者の一人です。このアンジュー・ブランは、単なるエントリーキュヴェではなく、彼の哲学をもっとも素直に映し出す作品でもあります。
果実の充実感と張り詰めた酸、そしてシスト土壌由来のミネラルが高い次元で調和し、飲み始めから余韻まで一本の美しい線でつながります。若いうちは鮮烈な透明感を楽しめ、熟成によって蜂蜜や蜜蝋、ナッツを思わせる複雑さへと変化していくポテンシャルも魅力。ブルゴーニュを思わせる精密さと、ロワールならではの清らかさを兼ね備えた一本です。
■ ペアリング
魚のタルタル、帆立のポワレ、海老のソテー、蟹と柑橘のサラダ、スズキのロースト フェンネル添え、ラングスティーヌのラビオリ、ロワール産シェーブルチーズ
■ 生産者について
ティボー・ブーディニョンは、現在ロワール地方を代表するシュナン・ブランの造り手として世界的な評価を受ける生産者です。2009年の初ヴィンテージ以来、その完成度の高さから瞬く間に注目を集め、現在では生産量の少なさも相まって現地でも入手が難しい存在となっています。
彼のワイン造りの核にあるのは、「土地の個性を曇らせないこと」。畑ではビオディナミの考え方を取り入れながら健全なブドウ栽培に取り組み、収穫はすべて手摘み。醸造では樽を使用しながらも、その役割は風味を与えることではなく、ワインの質感を整え、テロワールをより明確に表現するためのものです。
特にシュナン・ブランにおいては、豊かな果実味や厚みだけでなく、緊張感ある酸と石を思わせるミネラル、そして長い熟成に耐える骨格を重視。アンジューやサヴニエールの可能性を世界へ示した存在として、多くの評論家や愛好家から高い支持を集めています。近年ではフランス国内外のトップレストランでもオンリストされ、ロワール最高峰の造り手の一人として確固たる地位を築いています。
