シャトー・クープ・ローズ アルジェス 2023 / Château Coupe-Roses Argès 2023
南仏らしい豊かな果実味を、鮮やかな酸とミネラルが引き締めるエレガントな白。
■ 詳細
生産者: シャトー・クープ・ローズ
産地: フランス・ラングドック地方/ミネルヴォワ
品種: ルーサンヌ60%、グルナッシュ・ブラン40%
タイプ: 白・辛口
醸造: 手摘みで収穫し、選果後に自然発酵。20%を500Lのニュートラルなドゥミ・ミュイ、残りをステンレスタンクで発酵。12月初旬にブレンドし、翌春に瓶詰め。無清澄・無濾過、SO₂などの添加も行わない仕立て。
■ 味わい
桃や洋梨、柑橘を思わせる豊かな果実の香りに、白い花を思わせるニュアンスが重なります。口に含むと果実の厚みがしっかりと感じられながら、鮮やかな酸が味わいをすっと引き締め、南仏らしい豊かさと軽快さが美しく調和。
果実味の奥には石灰質土壌由来のミネラルを感じ、余韻にはほのかな塩味が残ります。ふくよかさがありながら重たくならず、明るく伸びやかな味わいが印象的な白ワインです。
■ このワインの魅力
《アルジェス》の魅力は、ルーサンヌのふくよかさとグルナッシュ・ブランの豊かな果実味を、酸とミネラルによって美しくまとめていること。
ブドウが育つのは、標高250mに位置する粘土石灰質の区画。マンガンを多く含む、ピンクから紫色を帯びた非常に石灰質の粘土土壌です。厚みのある粘土質土壌がもたらす果実の充実感に、石灰質土壌由来の緊張感が加わることで、味わいに立体感が生まれています。
ルーサンヌ60%、グルナッシュ・ブラン40%という組み合わせも、このワインの個性をつくる重要なポイント。南仏らしい熟した果実の豊かさを持ちながら、酸が全体を引き締めることで、飲み口には軽やかな伸びがあります。
「アルジェス」は、ギリシャ語で「粘土」を意味する言葉に由来し、この区画の土壌への敬意を込めて名付けられています。
■ ペアリング
白身魚のカルパッチョ、鯛やスズキのグリル、海老や帆立のソテー、魚介のハーブ蒸し、鶏肉のロースト、ラタトゥイユ、山羊のフレッシュチーズ
■ 生産者について
シャトー・クープ・ローズは、ラングドック地方ミネルヴォワのラ・コネットに拠点を置く家族経営のドメーヌです。長い歴史を持つ生産者で、1975年には村で最初に自社瓶詰めを始めました。現在はマティアス・パイシェレール、フランソワーズ、サラ、パスカル・フリザンらがワイン造りを担っています。
畑はミネルヴォワの中でも標高の高い場所に位置し、粘土、石灰岩、シストなど、さまざまな土壌が複雑に入り組んでいます。こうした土地の個性を尊重しながら、ビオディナミとアグロエコロジーを取り入れた栽培を実践。畑の草生栽培や穏やかな剪定、除芽などを行い、植物由来の調合剤やハーブティーなども活用しています。
ワイン造りにおいても、できるだけ人為的な介入を抑え、ブドウと土地の個性を生かすことを重視しています。《アルジェス》では、粘土を主体とする区画で育ったルーサンヌとグルナッシュ・ブランを使用。南仏らしい豊かな果実味を持ちながら、ミネルヴォワの高地と石灰質土壌がもたらす酸とミネラルによって、伸びやかな味わいに仕上げています。
