クロティルド・ダヴェンヌ サン・ブリ 2023 / Clotilde Davenne Saint-Bris 2023
柑橘とハーブの清々しい香り。酸とミネラルが描く、ブルゴーニュらしい端正なソーヴィニヨン。
■ 詳細
生産者: クロティルド・ダヴェンヌ
産地: フランス・ブルゴーニュ地方/サン・ブリ
品種: ソーヴィニヨン・ブラン100%
タイプ: 白・辛口
醸造: ステンレスタンクで野生酵母のみを用いて発酵。マロラクティック発酵を行い、同タンクで7ヶ月熟成。自社畑はビオロジック栽培。
■ 味わい
パッションフルーツやライムを思わせる華やかな柑橘・トロピカルフルーツの香りに、爽やかなハーブのニュアンス。ソーヴィニヨン・ブランらしい明るいアロマがありながら、口当たりはさらりと軽やかで、きめ細かなミネラルとフレッシュな酸が味わいを整えます。
柑橘を思わせる甘酸っぱい果実味が穏やかに広がり、後半にはハーブの清涼感が重なる、すっきりとしたフィニッシュ。香りの華やかさと、酸・ミネラルによる端正な骨格が心地よく調和しています。
■ このワインの魅力
サン・ブリの面白さは、「ブルゴーニュの土地をソーヴィニヨン・ブランで表現する」という個性にあります。
ブルゴーニュといえばシャルドネやピノ・ノワールが中心ですが、サン・ブリはソーヴィニヨン・ブランが認められているブルゴーニュ唯一のAOC。クロティルド・ダヴェンヌは、この土地と品種の組み合わせを生かし、華やかなアロマだけに頼らず、酸とミネラルを備えたワインに仕上げています。
パッションフルーツやライムといったソーヴィニヨン・ブランらしい香りに、さらさらとしたミネラルとハーブのニュアンス。ステンレスタンクでの醸造・熟成によって、樽の風味を加えることなく、果実とテロワールの輪郭を素直に楽しめるのも魅力です。
■ ペアリング
牡蠣、白身魚のカルパッチョ、帆立や海老のマリネ、山羊のフレッシュチーズ、アスパラガスのサラダ、ハーブを使った鶏肉料理、魚介のハーブ蒸し
■ 生産者について
クロティルド・ダヴェンヌは、シャブリ地区南部のプレイー村に拠点を置く女性醸造家です。ボーヌの醸造学校を卒業後、1989年からシャブリでワイン造りを学び、ビオディナミ栽培の先駆者として知られるジャン=マルク・ブロカールのもとで長年醸造に携わりました。その間に少しずつ畑を購入し、2005年に独立して自身のドメーヌ「レ・タン・ペルデュ(Les Temps Perdus)」を設立しています。
彼女が大切にしているのは、「テロワールとグラスの間に、余計なものを置かない」という考え方。シャブリだけでなく、サン・ブリ、イランシー、オーセールなど、異なるアペラシオンの個性を、それぞれの品種と土地に合わせて表現しています。
自社畑ではテロワールを尊重したビオロジック栽培を実践。醸造では野生酵母による発酵を基本とし、ステンレスタンクを中心に、果実と土地の輪郭を損なわないワイン造りを行っています。シャブリを代表する女性醸造家の一人として評価される一方、彼女の魅力はシャブリだけにとどまりません。
その好例が《サン・ブリ》。ブルゴーニュという土地をソーヴィニヨン・ブランで表現することで、華やかな品種香とブルゴーニュらしい酸・ミネラルの両方を楽しませてくれる、クロティルド・ダヴェンヌならではの一本です。
