ロウシーン・カーリー ボーヌ プルミエ・クリュ レ・トゥーロン ルージュ / Róisín Curley Beaune 1er Cru Les Teurons Rouge

赤黒い果実の深みと緻密なタンニン、重層的な構造が魅力のボーヌ・プルミエ・クリュ。
 



■ 詳細

 

生産者: ロウシーン・カーリー
産地: フランス・ブルゴーニュ地方/コート・ド・ボーヌ/ボーヌ・プルミエ・クリュ
品種: ピノ・ノワール100%
タイプ: 赤・辛口
醸造: 南東向き斜面上部の0.24ha。ビオロジック栽培、石の多い粘土質土壌、樹齢約50年のVV。70%除梗し、開放型ステンレスタンクでアルコール発酵。228Lの樽でマロラクティック発酵後、11ヶ月間熟成。新樽比率50%。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。

 



■ 味わい

 

ブラックチェリーやラズベリー、熟したプラムなどの赤黒い果実に、スミレ、スパイス、土や石を思わせる複雑なニュアンス。

口に含むと、果実味にはしっかりとした密度があり、細やかな酸がその輪郭を引き締めます。タンニンは緻密で、しなやかさを保ちながら味わいに奥行きを与えます。

新樽50%という樽使いもあり、ほのかなローストやスパイスのニュアンスが果実に重なりますが、樽の風味だけが前面に出るのではなく、果実、酸、タンニン、ミネラルが幾層にも重なっていく印象。

余韻にはダークベリーやスパイス、土を思わせる複雑なニュアンスが長く残ります。

力強さと繊細さを併せ持つ、奥行きのあるボーヌ・プルミエ・クリュです。
 



■ このワインの魅力

 

《レ・トゥーロン》の魅力は、ロウシーン・カーリーのワインの中でも特に「構造」を意識して楽しめるところ。

0.24haという小さな区画に植えられた約50年の古樹。石の多い粘土質土壌と南東向きという条件から、果実の充実感と味わいの骨格を備えたブドウが生まれます。

醸造では70%を除梗し、開放型ステンレスタンクで発酵。その後11ヶ月間樽熟成を行い、新樽比率は50%。同じ生産者の《レ・プレヴォル》が新樽15%であることを考えると、《レ・トゥーロン》ではより樽熟成を活かした立体的な表現を狙っていることが分かります。

そのため、赤い果実の透明感だけを楽しむタイプではなく、果実の密度、タンニン、酸、樽由来のスパイス、土壌のニュアンスが幾層にも重なる複雑さが魅力。

ボーヌのプルミエ・クリュの中でも筆頭格のひとつとされる《レ・トゥーロン》らしい、しっかりとした構造を感じながら、ロウシーン・カーリーらしい細やかなタンニンとエレガントな果実感も楽しめる一本です。
 



■ ペアリング

 

鴨のロースト、仔羊のグリル、牛フィレ肉のロースト、牛肉の赤ワイン煮、鹿肉のロースト、きのこのソテー、トリュフを使った料理、熟成したコンテ
 



■ 生産者について

 

ロウシーン・カーリーは、アイルランド出身の醸造家。もともと薬剤師として働いていましたが、ワインへの関心を深め、フランスのモンペリエ大学とドイツのガイゼンハイム大学で栽培・醸造の修士号を取得。その後、ボルドーのシャトー・ラトゥール、ローヌのシャトー・グリエでワイン造りの経験を積み、2015年にブルゴーニュのボーヌで自身のマイクロネゴシアンを設立しました。

彼女のワイン造りで一貫しているのは、決められた「醸造レシピ」に従うのではなく、ブドウ、果汁、ワインがどのように変化していくのかを観察し、そのヴィンテージと畑に合わせて介入を判断すること。契約する栽培家にはリュット・レゾネ、ビオロジック、ビオディナミなどの栽培を求め、マス選抜を実践する栽培家からブドウを購入しています。醸造では厳格な選果を行い、天然酵母による発酵を基本とし、キュヴェによって除梗率も変えています。

また、ロウシーン・カーリーは2020年にマスター・オブ・ワイン(MW)の資格を取得。「もっとワインを知り、より深く理解したい」という探究心を持ち続け、醸造家として学びと成長を続けることを自身の重要な姿勢としています。

彼女が特に興味を持つのは、必ずしも高く評価されているとは限らないアペラシオンや品種の可能性。そのため、格付けだけでワインの価値を判断せず、すべてのワインをグラン・クリュと同じ注意深さと愛情をもって造るという考えを持っています。

《レ・トゥーロン》は、そんな彼女の哲学の中でも、テロワールの力と醸造家としての判断が特に分かりやすく表れる一本。約50年の古樹、石の多い粘土質土壌、そして50%の新樽という要素を重ねながら、単に力強いワインに仕上げるのではなく、複雑さの中にピノ・ノワールのしなやかさを残しているところに、彼女の技術と感性が感じられます。

 



■ ショップからのメッセージ

シャンパーニュとフランス白ワインを中心にセレクトしている当店ですが、そんな中でも、ずっと大切にご紹介している数少ない赤ワインがあります。

ブルゴーニュ・ボーヌを拠点にワインを造る
Róisín Curley(ロウシーン・カーリー)。

マスター・オブ・ワインでありながら、自ら小さな醸造所でワイン造りを行う彼女。
決められたレシピにワインを当てはめるのではなく、葡萄や果汁の変化を見ながらできる限り介入を抑え、その畑、その年が持つものを丁寧にワインへと導いていきます。

彼女のワインに惹かれるのは、
ブルゴーニュらしい繊細さや透明感の中に、きちんと芯があること。

華やかさを競うのではなく、
飲むほどにその精度や奥行きが見えてくる。

白ワインを中心に扱う私たちが、
それでも赤ワインとしてぜひご紹介したいと思う、大好きな造り手のひとりです。

価格

24,860(税込)

配送について

クール便(冷蔵)

獲得予定ポイント:

678 ポイント(3%)

数量

  • ワイン1本
    24,860(税込)
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