アンクロ・デ・ザンジュ フラティチェッロ 白 2025 / Enclos des Anges Fraticello Blanc 2025
地中海の風をまとった、軽やかで伸びやかなコルシカの白。
■詳細
産地
フランス・コルシカ島 カルヴィ周辺
原産地呼称
IGP Île de Beauté
品種
ヴェルメンティーノ 100%
タイプ
白・辛口
アルコール度数
13.5%
醸造・熟成
朝摘み・手摘みで収穫。収穫したブドウは亜硫酸を添加せずにプレスし、低温で清澄。14〜15℃で発酵後、自然な温度環境のもと細かな澱の上で6か月熟成。瓶詰めは自社セラーで行います。2025年ヴィンテージは約5,000本生産。
鮮やかな黄色の色調。白い果実と、コルシカのマキ(地中海性低木地帯)に咲く黄色い花を思わせる、はっきりとした香りが特徴です。口中では生き生きとした酸、丸みのある果実味、そして伸びのある緊張感が調和します。
■味わい
白桃や洋梨を思わせる白い果実の香りに、黄色い花や地中海のハーブを思わせるニュアンス。
口に含むと、まず軽快な酸とみずみずしい果実味が広がり、ほどよい丸みを感じさせます。そこからすっと伸びる酸が味わいを引き締め、爽やかさだけで終わらない、きれいな奥行きを残します。
香りと味わいのつながりもよく、ヴェルメンティーノの持つ明るい果実感と、コルシカらしい地中海的なニュアンスを素直に楽しめるスタイル。
軽やかでありながら、味わいにはしっかりとした芯があり、食事のスタートから魚介料理まで幅広く合わせられる白です。
■このワインの魅力
「フラティチェッロ」は、アンクロ・デ・ザンジュの中でも、より軽やかに楽しめるラインとして2016年に誕生しました。
名前の「Fraticello」はイタリア語で「弟」を意味し、ドメーヌの主要ラインである「Sesto」に対して、若い樹齢のブドウと短めの熟成によって、品種そのもののアロマやコルシカの風土をわかりやすく表現するワインとして位置づけられています。
2025年はヴェルメンティーノ100%。朝摘みしたブドウを手作業で収穫し、細かな澱の上で6か月熟成。余計な要素を重ねすぎず、果実の香り、酸、質感を素直に引き出しています。
コルシカの白というと、力強く個性的なワインを想像することもありますが、このフラティチェッロはもっと軽やかで、すっと飲めるスタイル。
白い果実の明るさ、地中海の花やハーブの香り、そして伸びやかな酸。
そのバランスのよさが、このワインの魅力です。
■ペアリング
生牡蠣、帆立のカルパッチョ、白身魚のカルパッチョ、海老の塩焼き、烏賊のグリル、白身魚の塩焼き、鮎の塩焼き、鰆の塩焼き、魚介のマリネ、タコとじゃがいものサラダ、鶏肉のハーブ焼き、夏野菜のグリル、山羊チーズ
■生産者について
Enclos des Anges / アンクロ・デ・ザンジュ
コルシカ島北西部、カルヴィ近郊でワイン造りを行うドメーヌ。
アイルランド出身のリチャード・スプールと、フランス人のマルジョリー・レノーという二人が、コルシカ島のブドウ畑に魅せられてカルヴィへ移り、ワイン造りを始めました。リチャードはワイン企業で、マルジョリーはモンペリエでブドウ栽培を教える立場で、それぞれワインの世界で経験を積んできた人物です。現在は「Sesto」と「Fraticello」という二つのドメーヌを手掛けています。
彼らが大切にしているのは、コルシカ固有のブドウ品種を用い、その土地ならではのワインの個性を表現すること。
ヴェルメンティーノをはじめ、ニエルッキオ、シアカレッロなどの土着品種を中心に、コルシカの風土を映すワインを造っています。
「Sesto」が長期熟成による奥行きを追求する一方、「Fraticello」はより軽やかで、品種のアロマやコルシカの空気感をそのまま楽しめるスタイル。
この「フラティチェッロ 白」は、コルシカのワインを初めて飲む方にも、その土地の魅力を自然体で感じてもらいやすい一本です。
