アンクロ・デ・ザンジュ セスト 白 2024 / Enclos des Anges Sesto Blanc 2024
コルシカの陽光と花崗岩を映す、奥行き豊かなヴェルメンティーノ。
■詳細
産地
フランス・コルシカ島 カルヴィ
原産地呼称
AOP Corse Calvi
品種
ヴェルメンティーノ 100%
タイプ
白・辛口
土壌
花崗岩質の砂状土壌(arènes granitiques)
アルコール度数
13.5%
醸造・熟成
手摘みで収穫したヴェルメンティーノを使用。細かな澱の上で12か月熟成。低収量による果実の凝縮感と、澱熟成による丸みを備えたスタイルです。2024年は約11,000本生産されています。
■味わい
グラスに注ぐと、まず柑橘やパッションフルーツを思わせる明るい果実香。そこにセージのようなハーブ、ミラベルなどの黄色い果実、さらにコルシカのマキに咲くイモーテルを思わせる黄色い花の香りが重なります。
口当たりはふくよかで丸みがあり、低収量による果実の凝縮感と、細かな澱の上での熟成がもたらすなめらかな質感が印象的。
一方で、酸がしっかりと全体を支えるため、果実の豊かさが重たく残ることはありません。
香りの複雑さ、果実の厚み、酸のフレッシュさ、そして余韻に残るミネラル感。ヴェルメンティーノの魅力を、軽快さだけでなく奥行きまで楽しめる白ワインです。
■このワインの魅力
コルシカの白ワインを代表する品種、ヴェルメンティーノ。
その魅力を「爽やかな地中海の白」としてだけではなく、豊かな果実味と熟成による複雑さを持った食中酒として楽しめるのが、この「セスト」の面白さです。
花崗岩質の土壌で育ったヴェルメンティーノは、柑橘やトロピカルフルーツの華やかさに加え、セージやマキの花といったコルシカらしい植物的なニュアンスを備えています。
さらに12か月の細かな澱熟成によって、口当たりにはしっかりとした丸みと厚みが生まれています。そこを酸がきれいに支えることで、豊かなのに重すぎない、伸びのある味わいに。
「軽快なヴェルメンティーノ」から一歩進んだ、奥行きのあるコルシカの白。
魚介料理はもちろん、クリームやスパイスを使った料理、鶏肉や豚肉など、白ワインとしては少ししっかりした料理にも合わせられる懐の深さがあります。
■ペアリング
白身魚のカルパッチョ、帆立のソテー、甘鯛の松笠焼き、鮭のクリームソース、白身魚のレモンバターソース、海老と野菜のスパイス炒め、鶏肉のハーブ焼き、鶏肉のクリーム煮、豚肉の生姜焼き、きのこのクリームリゾット、魚介のカレー、白身魚の土瓶蒸し、羊乳チーズ
■生産者について
Enclos des Anges / アンクロ・デ・ザンジュ
コルシカ島北西部、カルヴィ近郊のバラーニュ地方で、リチャード・スプールとマルジョリー・スプール夫妻が営むドメーヌ。
アングロ・アイリッシュのワインメーカーであるリチャード・スプールは、南フランスでワイン造りを学び、その後コルシカでコンサルタントとして活動。2007年、醸造学を学んだマルジョリーとともに、カルヴィ近郊のほぼ放棄されていたブドウ畑を引き継ぎ、Enclos des Angesをスタートさせました。
夫妻が目指しているのは、コルシカのテロワールと品種の個性をできるだけそのままワインに映し出すこと。
畑は海と山の間に位置する丘陵地にあり、伝統的なゴブレ仕立てで栽培。夏の乾燥した気候に対応するため、土壌の水分を保つことを意識した夜間の耕作も行っています。収穫は手摘みで、ブドウの成熟に合わせて丁寧に行われます。
現在、Enclos des Angesはコルシカの有機農業認証を取得した生産者としても紹介されており、カルヴィのAOPワインを手掛けています。
なかでも「セスト」は、コルシカの代表品種ヴェルメンティーノを用い、低収量と澱熟成によって、品種の華やかな香りだけでなく、豊かな質感と複雑性まで引き出したドメーヌの中心的な白。
コルシカという土地の個性を、ヴェルメンティーノという一つの品種から深く味わえる一本です。
